■金峰山湧水群 金峰山系一帯に点在する20箇所(熊本市内の19箇所、玉名市の1箇所)の湧水群を指しています。
九州巡幸をされた明治天皇に水を献上した「天水湖」、細川藩のお茶屋として造られた「釣耕園」、宮本武蔵が「五輪書」を著した霊巌洞があります。
■峠の茶屋 明治30年(1897)、文豪夏目漱石は、友人の山川信次郎とともに熊本から現在の天水町へ旅をしました。その時に通ったのが、鳥越峠と野出峠。当時この2つの峠には茶屋があり、有名な「草枕」の一節「おい、と声をかけたが返事がない」はこのどちらかの茶屋が舞台といわれています。 |
■金峰山 金峰山は、熊本県熊本市西区の旧飽託郡河内町の地域に位置する、標高665もm一ノ岳を中心とするカルデラ式火山です。
金峰山というと一般的には一ノ岳を指しますが、これを中央火口丘とする二重式火山(現在火山活動はしていません)で、熊ノ岳(685m)(二ノ岳ともいう)や三ノ岳(681m)・荒尾山(445m)などの外輪山を含む山の総称です。
このほか、河内山、小萩山、花岡山、独コ山、立田山も外輪山です。 山頂には展望台があり、晴れた日には有明海の湾奥、佐賀平野から島原半島、天草諸島の島影までを見渡せ、夜は熊本市街の夜景を一望することができます。 |