厳冬の夜空は満天の星 おおいぬ座のシリウス こいぬ座のプロキオン オリオン座のペテルギュウス 冬の大三角形 そして天頂には「すばる」との和名を持つプレアデス星団が輝いています 「すばる」は物語「浦島太郎」の星 宮殿で出迎えに出た子供達が 「すばる」の7人のかわいい星の子です ロマンチックな物語が満天の星の中に輝いています
南の低空には りゅうこく座のカノープス「南極老人星」 中国では この星を見ると長生きができると伝えられている星です。東京では2月1日の21時すぎに南の空 高度約1.7度 カノープスは全天で2番目に明るい星ですがなかなか見ることはできません 日本では後醍醐天皇の昌泰4年西暦901年に年号が延喜元年と改められています 前年に京都でカノープスが見られたことも理由のひとつになっています 昔から「老人星は瑞星なり,現るれば即ち治平にして寿を主たる」と伝えられ 吉兆・縁起のよいことにあやかろうとしたのでしょう
厳冬の星空は素敵です きらきらと輝き 寒さに震えて帰宅するとき ふっと見上げる星空 何億年も前の輝きがいま空に光っている ふ〜 不思議な夜の輝きです
自然は 都会の摩天楼や電車からも季節の贈り物を楽しむことができます
そうそう 春の定義は 天文学では 春の期間を 春分の日から夏至の前日までとしていますが 暦の春は 中国の黄河中・下流域で成立した季節カレンダーの旧暦(太陰太陽暦)の24節気の立春の日を春の始まりの日としています
春の言葉は 「万物のハル(張)時」「春は晴天の多いことからハル(晴)」などさまざまな説が聞かれます 寒い季節に本当の春を待つ 「待ち遠しい」(待つのが長く感じられる) 「待ちわびる」(待ちくたびれて待つ気力を失う) 「待ち兼ねる」(来ることが遅くて待ち切れなくなる) 「待ち過ごす」(待って月日をすごす) 「待ち焦がれる」(じりじりして待つ) 「待ち尽くす」(懸命に待ち続ける) 春の妖精は 一生懸命に春を探していることでしょう みなさんの身近な自然 少しずつ春の装いになっていませんか
■星と遊ぶ 季節の星座ガイドです (別窓で開きます)