秋はお月見の季節 　中秋の名月は　旧暦の８月１５日（２０１４年は９月８日　まん丸のお月様です）に満月の月を鑑賞するお月見の行事　奈良時代に中国から伝えられたとされ　中国では　古くから　この日を中秋節といい　月神やウサギの絵を飾り　月餅や枝豆を供えて宴を催します
豊作の象徴である満月に　秋の七草や十五夜団子　そして季節の野菜などを供えて　お月様をまつる神祭りの日です
おだんごは、日本の代表的食物　ちょうど収穫時期の里芋が原型とされることから　秋の名月を芋正月とも言います　また　すすきの穂を供えるのは稲穂の変化した形とする説　すすきの切り口が鋭いことから魔よけとする説など　各地にいろいろな伝承があります
平安時代には　秋の澄んだ空気に浮かぶ満月の月明かりの中　詩歌や雅楽　そして和歌を詠んで楽しんだと伝えられています　みなさんも　心地よい秋風と遊びながら　一句いかがですか
そして　旧暦の９月１３日（２０１４年は１０月６日）は十三夜　中秋の名月と並んで　美しい月の日とされています
十三夜は　のちの月　女名月　などとも言います　中秋の名月はお芋を供えるので　芋名月　とも呼ばれますが　十三夜は　お豆や栗を供えるので　豆名月　栗名月　などと呼ばれます　五穀の実りに感謝しながら　味覚に舌鼓をうつ　そして　月のウサギさんにも感謝しなくてはいけませんね
徒然草に詠われた十三夜の名月　秋深まる風の中　ゆっくりと眺めてください
お子様に　お月様のこと　星のこと　いっぱい　いっぱい　お話してみませんか　きっと素敵な夜になることでしょう　晴れるといいですね
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