私達は 乳幼児 児童 青年 成人 老人という過程で一生を終えるものですが それぞれの成長期には 学び 悩むことがあります
特に 中学生 高校生の時期の思春期は 最も感情にあふれ また 傷つきやすい時期でもあります 両親や家族への依存から離れ 多くの友人 先輩と接しながら 自分自身の主体性や独立性 そして自我を形成する時期でもあります
友人関係に悩み 自分自身について問いかけ 自分自身に対する家族や親戚の期待に応え また 周囲からある程度の信頼を得ながら成長します 内面的にも外的にも児童期とは異なる急激な変化に対して 心を整え 対応するという 変化と統合の板ばさみになりながら 挫折と失意 悩みを繰り返しながら生きている多感な時期です
日本では この時期の人間形成のため 年齢に応じた儀式や先人からの教えを伝える 若者会 青年会 若衆会などで 人間としての基本を学んでいました
現在の学校も これらの制度の一部ではありますが 人間の根幹である精神的な修養には やや不安があります
田舎や下町の一部に残る 家庭や地域社会の深い絆の中では 人間関係の煩わしさがあるものの 他方では 精神的安定を得ているとも言えます これからの 子供達の成長に 何が必要なのか 考えていきたいと思います