平成6年にPHP(パーソナル・ハンディ・ホン PHSではありません)の実験が開始され,自宅のコードレスホンが屋外で使用できるようになったことを覚えていらっしゃるでしょうか
それまでは,ポケットベルで呼び出し,電話が来るのを待つことが主流,携帯電話で連絡をすることは夢の世界でした
そんな中で,アマチュア無線は気軽な通信手段として 脚光を浴びた時代もありました
アマチュア無線は,簡便な連絡方法だけでなく,アマチュア無線の本質である通信機器の性能試験のための電波発信など,法令の範囲内でいろいろな楽しみ方ができる趣味であるように思います
この頃,アンテナを付けた自家用車を見かけなくなりました 自宅やマンションの屋上などにも アマチュア無線用のアンテナが少なくなったことは残念でなりません 個人間の連絡 複数台の車で移動する際の連絡,海外の友人との連絡など いくつかの魅力は技術革新の中で不必要になりました しかし 色あせない魅力はいくつも残されているように思います
AM放送とFM放送の周波数の間に短波帯という電波があります 放送局ラジオ短波の商用通信(短波帯の放送局です),海外へ飛ぶ飛行機の連絡用の通信,NHKが行っている日本語の海外向け放送などを行っているところ(テレビでいえばチャンネルです)は,簡単な機械で声や画像を地球の裏側まで届けることができます,また 季節や時間による電波の伝わり方も学ぶこともできます
まだまだ アマチュア無線には 色あせない夢がたくさんあります みなさんが開局される日を心からお待ちしています