四国鉄道文化館　ＤＥ１０

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今回は　愛媛県西条市にある四国鉄道文化館を訪ねました。

2014' AUG 23　Message

ＤＥ１０形ディーゼル機関車　「１号機」

ＤＥ１０形機関車は入換用およびローカル線用に開発され、昭和４１年（１９６６）から同５３年（１９７８）までに７０８両が製造されました。
動軸を５軸として機関車全重量が増加しても１３トンの軸重を実現。３軸台車と２軸台車を組み合わせ、３軸台車は横圧を少なくするため、各軸が独立したＡ・Ａ・Ａ方式を採用し、各軸を特殊なリング装置で接続しています。エンジンはＶ型１２気筒を搭載し、液体変速機は入換用の低速段と本線走行用の高速段の切り換えが可能です。車体はセミセンターキャブタイプで前方の見通しが良く、運転室には左右に運転台を設けており、進行方向によって選択できます。
昭和４１年に試作車両が松山機関区に配置され、試験運運用を開始しました。その後量産され、主にローカル線区における旅客列車・貨物列車けん引のほか、車両基地や駅構内で入れ換えに使用されましたが、気動車・電車化によって活躍の場は減少。現在は臨時列車や工事列車などのけん引用として、高松運転所に２両が在籍するのみです。
展示車両は試作車２両のうちの１号機で、昭和６２年（１９８７）２月に廃車になるまで、一貫として四国において活躍しました。廃車後はＪＲ多度津工場で保管されていました。
原典　：　四国鉄道文化館　パンフレット・展示パネル説明文　＊　♪

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