■唐櫃 分かれ道 壇山 豊島美術館の展望の道は 唐櫃港に進みます 港の手前のT字路 進む道は右です
でも人生 いろんな決断のときがあります 右に進むのか 左に進むか カーブミラーの鏡には 少しだけ左右の様子が見えます いままで学んできたこと これまでの経験 周囲の方々の意見 たくさんのことを聞きながら 自分自身で決めてゆく進路 唐櫃港の手前で出会いました カーブミラーは左右対称 なにも教えてくれません 左右確認 注意 ただ それだけです ハイキングの終盤で見た 最高のアートです
ただ この道を左右に進まない 僕 私は まっすぐ進む 自分だけの道を作って進む そんな皆様がいらっしゃることも 頼もしい
■NO19 青木野枝 空の粒子/唐櫃 アートは 唐櫃の清水と呼ばれる湧水の脇にあります 唐櫃の清水からは 唐櫃岡と呼ばれる狭い棚田がありますが すぐそこは もう 瀬戸内海です
空の粒子/唐櫃のアートは 錆びた鉄の足 その上に 同じく錆びた赤い丸い輪 下から見上げると 真っ青な空が 丸く切り取られるように見えます
そんな輪切りの空間を見ていると 聞こえて来るのは 唐櫃の清水の流れる音や木の葉が風に揺れる音であったり また 時折聞こえる巡礼の皆様の読経の声であったりします
なにもない空間を見るよりも 少し切り取られた狭い空で 身近な音に耳をすませる 真夏の汗 初冬の涼風 どんな季節にも ちょっとだけ 切り取られた空間と遊びたい 不思議なアートです
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写真は豊島から小豆島に向かうフェリーの航跡の泡 フリーによって泡が微妙に異なり不思議です この船の船首から船尾にかけて流れる泡は 細かいパウダーのような波を作ります 高松−小豆島間の四国フェリーの波は 大粒の波 フェリーの構造によって 描かれる波の模様は はっきりと違います また 船尾に流れる波の渦も 乗船する各社のフェリーによって異なるのも不思議です
帰路の小豆島(土庄港)から高松港に向かうフェリー 途中 備讃瀬戸東航路を横断します 一日約900隻が航行する航路 この日も 淡路方面から広島県呉方面に向かう船が 一列になり西に進んでいました 貨物船 自動車運搬船 タンカー フェリーとさまざまです
船の往来は 時間 季節 曜日によって さまざま 多くの船を見るには平日が最適です 備讃瀬戸航路の船は 男木島灯台前の海岸が一番楽しめます
豊島を訪ねた2010年は 瀬戸内海の島を舞台に開催された瀬戸内国際芸祭2010の年です 瀬戸内国際芸祭2010は 瀬戸内海の島を舞台に開催されたアートの国際芸術祭 瀬戸内海の島がたくさんの皆様をお迎えした夏の祭典でした 海外の方も多く さまざまな地域の方に鑑賞していただいた本当の国際芸術祭になったことと思います
瀬戸内国際芸術祭2010 ご観覧ありがとうございました 2013年開催の次回の瀬戸内国際芸術祭で また お会いしましょう |