瀬戸内国際芸術祭2010閉会後の11月27日 豊島の最高峰 壇山のハイキングに出かけました 紅葉が最高でした

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2010' NOV 27 Message

瀬戸内国際芸祭2010は 瀬戸内海の島をめぐる冒険へ 秘密の島へのたび アートと海を巡る百日間の冒険 と題して 瀬戸内海の7つの島 (直島 豊島 女木島 男木島 小豆島 大島 犬島 そして 高松港と宇野港) で開催されたものです
瀬戸内国際芸術祭2010 ご観覧ありがとうございました ぜひ 次回も来島ください * * * * * ♪ ♪ ♪ 。


「豊島 瀬戸内国際芸術祭閉会後 壇山ハイキング 」
家浦港−壇山 壇山中腹からの眺望

■ 豊島 瀬戸内国際芸術祭2010閉会後 壇山ハイキング
できれば瀬戸内国際芸術祭の開催中に訪ねたかった豊島 閉会後の11月27日 豊島の最高峰 壇山のハイキングに出かけました

行程は 高松港 直島経由 家浦港 壇山山頂 唐櫃港 小豆島土庄港 高松港のルートです 家浦港までの高速艇は 定員60名の満席 3人掛の狭いシート そして狭い船内 閉所恐怖症と船酔いの心配 約1時間の乗船でしたが なにか長い時間に感じられました

瀬戸内海の色は不思議 夏の光るような海水も この時期は 少し黒くなったように感じられます また 空も快晴の空ではありますが 真っ青な青ではなく 薄い雲があるような青の空です
上の拡大写真は豊島美術館から唐櫃港に向かう道 真っ青に清んだ海と空 紅葉の黄金の風景とともに 絶景の瀬戸内海がひろがります

■家浦港−壇山 壇山中腹からの眺望
家浦港から壇山(399メートル)までは頂上付近を除き舗装された道路を登山することができます また 山頂までは自動車で登れる不思議な豊島の最高峰です

道路には地元の皆様が植樹さけた桜の並木があり 春の桜の季節は花の回廊になることでしょう また 高度を上げるにつれ瀬戸内海の眺めは最高です 中間点付近には展望スペースが設けられていて絶景の瀬戸内海を見ることができます

西には瀬戸大橋 眼下には直島と豊島を往復する高速艇やフェリー 本州側には岡山県の沿岸部が手に取るように見ることができます 左の写真は直島方向です 高速船で訪ねた航路がどこかなと 地図を片手に確認するのもいいですね そう 豊島の木の植生は家浦港から壇山山頂までの北西側斜面は広葉樹が中心となり 頂上から唐櫃港までの北東斜面は針葉樹の植林が混じるのも不思議です

登山道の中間点からの風景は 左右の小さな写真でご覧ください それぞれクリックすると拡大写真でご覧いただけます


真っ青な海と空 錦の紅葉の峰
+ + 壇山山頂 NTT壇山無線中継所 + +

■真っ青な海と空 錦の紅葉の峰
豊島美術館から唐櫃港までの道路から見る瀬戸内海と紅葉の錦の岬の風景です 写真の方向は岡山県玉野市 直島も手前に見える絶景です この周辺は棚田のひろがる地域 豊島の米どころのところです

撮影点は 壇山山頂から見えたため池と棚田のところ 山頂から見えた地下に造られた美術館の開口部が 地面に沿うようにまあるい白いおわんの形をしてのぞいています 神秘的な美術館と黄金に染まる豊島の風景 瀬戸内海の大自然です

瀬戸内国際芸術祭のとき 多くの皆様が訪ねられた絶景の風景 夏の棚田の稲 刈り取り直前の黄金の穂 きっと素敵な風景がご覧いただけたのではないでしょうか 海と島の自然 素敵な時間が島にはあります

標高399メートルの山頂は自動車が20台程度駐車できる平坦な場所です 平らの岩の露出部と笹に覆われた平坦部が広がります 笹は地元の皆様によって丹精に刈られていました
頂上からは360度の展望 下の写真でご覧いただけますが 北には岡山県の沿岸部 北東には犬島の精錬所跡の煙突 東には淡路島方向の島々が薄く霞み 南西には高松市の五剣山と屋島の峰 西には瀬戸大橋 初冬の透明な風は 遠くの霞を吹き飛ばし 遠方まで本当に見ることができた絶好の日でした
昼食は無線中継所の近くの平らな岩 10人が家族が作ったお弁当であったり コンビにのお弁当であったりと 紅葉と眺望の話とともに 楽しいひとときを過ごすことができました 昼食の最後は 定番になっているリーダーご自慢のコーヒータイム リーダーは重い水をリック詰め バーナーを持参 あつあつのコーヒーは本当に美味しい そして 360度の大自然を見ながらのコーヒーは本当に美味の一言です
NTT壇山無線中継所の概要は ■設置板 ■中継所表示板 でご覧ください また 壇山山頂からの風景は ■犬島 ■フェリー と下の写真でご覧ください


豊島 自然
地中美術館

■豊島 自然
登山道の脇に咲いてた白いキク科の花でしょうか 秋は花の少ない季節ですが この花のほかにも 里山で見られるスミレも冷たい風の中 紫の花がところどころに見ることができました

豊島は壇山を境に家浦港側の北斜面と唐櫃港側を含める南斜面では植生が異なるのではないか思います 季節風と日射の違いでしょうか
みかんの栽培も北斜面では見られませんでしたが 南側斜面ではみかんの畑がひろがっています 小さな島でも 北側斜面と南側斜面では なにか違うなって思ってしまいます

みかんの露地栽培 木に実があるのを見るのは久しぶりです つい 写真を撮ってしまいました 南の地方の方には当たり前の風景も 北国から訪ねた私には すごく新鮮な風景です
違う角度の写真はこちらでご覧ください
■瀬戸内国際芸術祭2010
瀬戸内海の島をめぐる冒険へ 秘密の島へのたび アートと海を巡る百日間の冒険 と題して 瀬戸内海の7つの島 (直島 豊島 女木島 男木島 小豆島 大島 犬島 そして 高松港と宇野港) で開催された瀬戸内国際芸術祭2010は 成功裏に閉幕しました
世界中から100人以上のアーティストが結集した現代アートの祭典 島のゆたかな自然と文化も感じていただけたものと思います 閉会後の常設展示は 公式サイト 瀬戸内国際芸術祭継続作品 でご確認ください また 島の様子は 瀬戸内国際芸術祭応援サイト こえびひろば で見ることができます

壇山の登山道を唐櫃港に下山する沿道にみかんが栽培されています 種類はさまざまで 冬の団欒に食べる定番のみかんから夏にいただくものまで さまざまな品種のみかんを見ることができます

北側斜面では見られなかった みかんの栽培 豊島は南側斜面に さまざまな植生を見ることができます 瀬戸内海の穏やかな気候は みかんの栽培に適しているのでしょう 登山道の脇には みかんの畑が点在し 黄色のたわわな実がみごとでした

観光農園があれば ハイキングの途中 乾いたのどを潤してくれたのに 豊島のみかん 食べてみたかったなと思うのは私だけでしょう でも 本当に 美味しそうな みかん でした


+ 「唐櫃 分かれ道」 +
+ + 船の泡 + +

■唐櫃 分かれ道
壇山 豊島美術館の展望の道は 唐櫃港に進みます 港の手前のT字路 進む道は右です

でも人生 いろんな決断のときがあります 右に進むのか 左に進むか カーブミラーの鏡には 少しだけ左右の様子が見えます いままで学んできたこと これまでの経験 周囲の方々の意見 たくさんのことを聞きながら 自分自身で決めてゆく進路 唐櫃港の手前で出会いました
カーブミラーは左右対称 なにも教えてくれません 左右確認 注意 ただ それだけです
ハイキングの終盤で見た 最高のアートです

ただ この道を左右に進まない 僕 私は まっすぐ進む 自分だけの道を作って進む そんな皆様がいらっしゃることも 頼もしい

■NO19 青木野枝 空の粒子/唐櫃
アートは 唐櫃の清水と呼ばれる湧水の脇にあります 唐櫃の清水からは 唐櫃岡と呼ばれる狭い棚田がありますが すぐそこは もう 瀬戸内海です

空の粒子/唐櫃のアートは 錆びた鉄の足 その上に 同じく錆びた赤い丸い輪 下から見上げると 真っ青な空が 丸く切り取られるように見えます

そんな輪切りの空間を見ていると 聞こえて来るのは 唐櫃の清水の流れる音や木の葉が風に揺れる音であったり また 時折聞こえる巡礼の皆様の読経の声であったりします

なにもない空間を見るよりも 少し切り取られた狭い空で 身近な音に耳をすませる 真夏の汗 初冬の涼風 どんな季節にも ちょっとだけ 切り取られた空間と遊びたい 不思議なアートです

写真は豊島から小豆島に向かうフェリーの航跡の泡 フリーによって泡が微妙に異なり不思議です
この船の船首から船尾にかけて流れる泡は 細かいパウダーのような波を作ります 高松−小豆島間の四国フェリーの波は 大粒の波 フェリーの構造によって 描かれる波の模様は はっきりと違います また 船尾に流れる波の渦も 乗船する各社のフェリーによって異なるのも不思議です

帰路の小豆島(土庄港)から高松港に向かうフェリー 途中 備讃瀬戸東航路を横断します 一日約900隻が航行する航路 この日も 淡路方面から広島県呉方面に向かう船が 一列になり西に進んでいました 貨物船 自動車運搬船 タンカー フェリーとさまざまです

船の往来は 時間 季節 曜日によって さまざま 多くの船を見るには平日が最適です 備讃瀬戸航路の船は 男木島灯台前の海岸が一番楽しめます


豊島を訪ねた2010年は 瀬戸内海の島を舞台に開催された瀬戸内国際芸祭2010の年です
瀬戸内国際芸祭2010は 瀬戸内海の島を舞台に開催されたアートの国際芸術祭 瀬戸内海の島がたくさんの皆様をお迎えした夏の祭典でした 海外の方も多く さまざまな地域の方に鑑賞していただいた本当の国際芸術祭になったことと思います

瀬戸内国際芸術祭2010 ご観覧ありがとうございました 2013年開催の次回の瀬戸内国際芸術祭で また お会いしましょう


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