牽牛と織姫が出会う七夕の夜 笹の葉の短冊にしたため お星様にお願いをする 日本の伝統的な行事です

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itigonet ・ Strawberry-Club Tanabata orahime hikoboshi
七夕のゆうべ

■ itigonet ・ Strawberry-Club Tanabata orahime hikoboshi 牽牛と織姫が出会う七夕の夜 機織りや手芸 歌舞音曲 そして詩歌の上達を笹の葉の短冊にしたため お星様にお願いをする 日本の伝統的な行事です
朝の水田で 稲の葉についた 真珠のような朝露を集めて 墨をすり 短冊にお願いごとを書いた方も多いのではないでしょうか
遠いむかし 中国から伝えられた美しく哀しい「天の川伝説」は お星様に対する思いとともに 天上の神様とともに生き 天上の神様の心を鎮めるという 日本人に深く根ざした 伝統的な そして大切な行事であると思います
地域によっては 身を清める「みそぎ」の風習が残っています 子ども達は 朝早くから川で水浴びをし 女性は髪を洗う 七夕は 水に対する神聖な日です
昼間に清めた神聖な体と心で 天空を雄大に流れくだる天の川のみなもに 干ばつのない 太平な日々が続くことを祈り そして秋の豊作をお願いする・・・。 こんな五穀豊穣の祈祷的な性格もあったように思います
また 無数のお星様を異性の存在とみなし あの星の人と結ばれる という 星に対する恋心も 素敵なお話として 語り継がれています
みやびな七夕の夜 素敵なお子様に 星のこと いっぱい いっぱい 話してあげてください

■京都の七夕祭 北野天満宮は 願い事を書いた折り紙や短冊を飾り付けて学問の向上を祈願いる七夕祭・棚機祭が行われ 白峯神社は元禄風の衣装を身に付けた少女らが地域に伝わる小町踊りを奉納し 冷泉家は 旧暦に星の座を前に雅楽演奏や和歌の朗詠するといいます
機織の街 西陣に程近い天神様の七夕は 地元の行事として深かく根付いています
みなさまの地域の七夕行事はどのようなものですか 天の川の両岸の牽牛星と織姫星 7月7日の年に1度の夜 お星様を祭る幻想的な夜は ゆっくりとすぎてゆきます
小さな指で結んだ短冊 お願いがとどきますように

■七夕の夜 天の川が南の地平線に流れ下る夏の夜 白鳥が風に乗ってはばたき 織姫と彦星は逢える日を待ちながら淡く輝いています
梅雨の露に洗われた透明な空間 木漏れ日のように輝く天の川 7月7日の夜 織姫は愛する牽牛の待つ国を訪ねることができます
一年に1回 愛する夫を逢える夜 天の神様がお許しになったとき
織姫の機織りの音が止むと かささぎが舞い降り 七色の橋が静かな水面に掛けられます
忘れられない人 いらっしゃいませんか
涙にかすみながら燃やした手紙 写真 思い出の風景 ふと感じる あの人のこと 初恋の人 元気ですか・・・。
七夕 ちょっとセンチな心になる夜もあります

■水のゆらぎ
天空に散りばめられた星は 1日に4分間早く空に昇ってきます

七夕の牽牛 織姫伝説では 7月7日の夜 カササギの七色の橋を渡って 2つの星が 動きます しかし お星様が七夕の夜に突然 動くことはありませんね そこで 各地に七夕の夜に2人を逢わせようとして いろいろな遊びがあります

代表的なものが みなも遊びです 桶に水を入れ 桶を揺すると水がゆらぎます 水に映る彦星牽牛と織姫星が 水の揺らぎとともに 一緒になることで 実際には有り得ない お星様の出会いを 演出しましょうという 遊びです
涼しい夜風に吹かれながら 雄大に流れる天の川 そして白鳥座とともに 永久の恋を誓った2人を 逢わせてあげられる そんなロマンチックな遊びです

みなさんも 素敵なお子様と 遊んでみませんか きっと 素敵な思い出になります

■短冊のお願い

笹の葉の短冊のお願いが天の神様に届く夜ですね

梅雨の晴れ間 静かに流れる天の川を渡り 織姫と牽牛が逢える夜 二人の願いがかなうように 短冊のお願いが 神様に届けられます

そよ風にゆれる笹の葉の音 星のまばたき 七夕の夜は 静かにすぎてゆきます

子ども達が夢を語るとき それは幸せの瞬間です 子供の素敵な心 大切にしていきたいですね

無限の可能性にあふれる子ども達 幸多かれと願う 素敵な時間です

みなさんも お願いしましたか 素敵な家族のこと・・・。



+ + 伝説との融合 + +
+ + 彦星の姿 + +

七夕伝説は 日本の古代信仰として語り継がれている棚機つ女 (たなばたつめ) 棚すなわち 懸造り機屋に籠って神を待つ聖なる乙女の伝説と 中国の七夕伝説の乞巧奠 (きこうでん) が融合されたものと されています
>七夕は 乞巧奠では旧暦の風習ですが 日本では新暦の7月7日が一般的です ただ 仙台などのたなばたは 月遅れ8月7日に七夕祭りが行われています
旧暦は その年によって 新暦に対応する日が異なります 例えば 平成16年は8月22日 平成17年は8月11日 です 月の満ち欠けによる旧暦は 年によって 七夕の日が変動します
でも 地上から 雲や雨に隠れて見えなくても 雲の上の天の川は 快晴です かささぎの羽が一本の道になり 織姫は彦星に会えるでしょう

■いにしえの祝い
七夕はお星様にお願いをする日ですね 日本の国には いにしえから 五節句のお祝いがあります
1月7日 人日(ジンジツ)の節句 または 七草の節句(7日は例外)
3月3日 上巳(ジョウシ)の節句 または 桃の節句
5月5日 端午(タンゴ)の節句 または 子供の日
7月7日 七夕(シチセン)の節句 または たなばた
9月9日 重陽(チョウヨウ)の節句 または 菊の節句
これらに共通しているのは 七草 桃 菖蒲 笹 菊 と薬草が関係しています 私達の先祖は節目を尊び 今の健康に感謝して 薬草を敬ったことでしょう お星様の素敵なお話とともに 歴史や文化について子ども達と話し合う よい機会です

■更科日記
源氏物語の桐壺の巻では桐壺の死を暗示するものとして月光が使われ 更科日記では 稚児の寝顔に月の光がさしこむのを恐れて袖で光をさえぎり なぜか 物語の月は 忌み嫌われてます

「月をじっと見つめると不幸になる」 ということが 「更級日記」 「竹取物語」 にあります その理由は 月があまり清浄なので じっと見ていると魂が抜かれてしまうと 思われていたようです

「竹取物語」のかぐや姫は 月から来たお姫様の物語 平安時代の初期に綴られた 日本最古の物語のひとつです 月は けがれのない国 月で罪を犯した 「かぐや姫」 が島流しのため 地球に送られたのかもしれません
「かぐや姫」の流刑の最終日 月の王様が自ら地球に迎えに来ます お月様の国は 不老不死の薬を持ち 宇宙旅行の手段をもっています 警護の人は なにもできず ただ 見ているばかり

物語は 月を理想郷として描き 花嫁候補として5人の俗物を描くことで 私たち人間社会の汚れを批判した 風性物語なのかもしれません

■お月様の素顔 彦星(牽牛星)は 0.0等の織姫星ベガより ちょっと暗めの0.8等の明るさで輝いています
理科年鑑などの書籍の記述では 彦星の表面温度が8200度 太陽の6000度と比べて高いとされています 温度が高いと白く見えますが 彦星が白っぽく見えるのはこのためです そして 直径も太陽よりやや大きく約1.7倍あります
また 自転のスピードがすごいことも知られています 太陽は秒速2キロメートルですが 彦星は秒速200キロメートル以上の猛スピードで回転しています 太陽が27日かけて自転しているのとくらべて すごいスピードです
■旧暦の七夕
旧暦は 月の満ち欠けの1か月です 旧暦で 春分を含む月が2月 夏至を含む月が5月 秋分を含む月が8月 冬至を含む月が11月です
二十四節気の中気は 雨水 春分 穀雨 小満 夏至 大暑 処暑 秋分 霜降 小雪 冬至 大寒 ですが この中気を含まない月が数年に一度あります
この中気があてはまらない月を閏月として 前の月の六曜や旧暦の行事を繰り返します
2006年は カレンダーの7月25日から旧暦の7月1日が始まります また 2006年は閏月が入ります 閏7月1日は8月24日からです すると旧暦の七夕の日は カレンダーの7月31日と閏7月7日の8月30日の2回になり 旧暦の七夕を2回楽しめます
織姫と彦星が再会できる回数が2回になるのでしょうか 不思議ですね
■二人の時間
織姫は琴座(学名Lyra)のα星ベガ(Vaga) 彦星は鷲座(Aquila)のα星アルタイル(Altair)です
地球からの距離は織姫が25光年 彦星は17光年の距離 そして2人の星の間の距離は15光年離れています 光や電波で15年 往復で30年かかってしまいます
15年は 私たち人間には 長く また 永遠の時間のように感じます しかし 生物や木々には固有の生命時間があって 屋久杉のように長い時間をかけて巨木に成長するものがあります すると 2人の星の生命時間によって その星の感じる時間の長さが想像できます
織姫も彦星も太陽の数倍の大きさ 太陽の寿命から想像すると2人とも100億年くらいの寿命がありそうです すると人間の寿命から考えると 15光年は 2人にとっては 5秒ほどの距離になります
私たちは15光年という遠い距離があってかわいそうと思いますが 織姫と彦星は すぐ近くに暮らしているのにと 思っているかもしれませんね

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