静寂な空に輝く満月の月 夕空に輝く三日月 月にはさまざまな物語があります


単身赴任で暮らした首都圏の思い出があります 
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itigonet ・ Strawberry-Club MOON Mikazuki
中秋の名月

■ itigonet ・ Strawberry-Club MOON Mikazuki KAGUYAHIME 竹取物語のお姫様は満月の夜に月に旅だち そしておとぎ話では 小さなウサギがお餅をついています
うさぎは 月光菩薩の化身 月の光の射すところに兎を置くと お月様が連れて行ってしまう とか 十五夜の晩に その年 初めて刈った稲穂を兎が月に持って行く という言い伝えがあります うさぎはお月様の使者 真っ白な兎は かわいいですね
春の風に霞むおぼろ月 旅愁をただよわせる秋の月 そして厳冬の空に輝く冴月など 夕べは 月明かりとともに過ごす悠久の時間なのかもしれません
夕焼けの天使が過ごす三日月がだいすきという方も多いのではありませんか 三日月は夜の天使の止まり木 ふっーと 短い輝きとともに消えてゆく ちょっとセンチな心に似ています
お子様と見上げる夕べの時間 たくさんお話してください 素敵なお月様伝説

■重陽の節句 9月9日は重陽の節句 菊の節句とも呼ばれ 五節供の最後の節句です 中国伝来の陰陽説によれば 奇数は陽の数とされ 一桁で一番大きな陽の数である九が重なった九月九日が 特別なおめでたい日とされていました
菊酒を飲んだりして邪気を払い長寿を願うという風習が日本に伝わりましたが 現在は他の節句にくらべてあまり一般的ではありませんが 季節の節目のいろいろな行事 いにしえの歴史を楽しむ素敵な時間が いいですね

■古風な月の名前 中秋や十三夜の満月(望月)を名月と呼びますが その後 かけゆく月を昔の人々は素敵な名前をつけています
16日は十六夜(いざよいのつき) 17日は立待月(たちまちのつき) 18日は居待月(いまちのつき) 19日は寝待月(ねまちのつき) 20日は更待月(ふけまちのつき) 21日以降は有明月(ありあけのつき)といいます
満月の頃は夕方に昇る月も月齢が進むと昇る時刻が遅くなり 21日以降は早朝にならないと見えなくなります ありあけのつき なにかロマンあふれる素敵な名前です
2013 愛媛県東温市 爛熟の朝日は ■東温市爛熟の日の出 でご覧ください

■中秋の名月
中秋の名月は 旧暦の8月15日に満月の月を鑑賞するお月見の行事 奈良時代に中国から伝えられたとされています

中国では 古くから この日を中秋節といい 月神やウサギの絵を飾り 月餅や枝豆を供えて宴を催します

豊作の象徴である満月 秋の七草や十五夜団子 そして季節の野菜などを供えて お月様をまつる神祭りの日です

おだんごは、日本の代表的食物 ちょうど収穫時期の里芋が原型とされることから 秋の名月を芋正月とも言います
すすきは神様が降臨する際の依代 すすきの穂を供えるのは稲穂の変化した形とする説 すすきの切り口が鋭いことから魔よけとする説など 各地にいろいろな伝承があり また すすきは 収穫物を災いから守る意味もあったようです

平安時代 秋の澄んだ空気に浮かぶ満月の月明かりの中 詩歌や雅楽 そして和歌を詠んで楽しんだと伝えられています みなさんも 心地よい秋風に遊びながら 一句いかがですか

旧暦では7月 8月 9月が秋です 名月は中秋と仲秋が混同されますが 中と仲では意味が異なります 中は真ん中という意味で 旧暦7月 8月 9月の本当の真ん中の8月15日を表しますが 仲の場合は8月のことを示します

2013年の中秋の名月は 9月19日です 真っ白な月見のおだんご 作ってみませんか


+ + 十三夜 + +
+ + お月様の素顔 + +

旧暦の9月13日は十三夜 中秋の名月と並んで 美しい月の日とされています

十三夜は のちの月 女名月 などとも言います
仲秋の名月はお芋を供えるので 芋名月 とも呼ばれますが 十三夜は お豆や栗を供えるので 豆名月 栗名月 などと呼ばれます 五穀の実りに感謝しながら 味覚に舌鼓をうつ そして 月のウサギさんにも感謝しなくてはいけませんね
徒然草に詠われた十三夜の名月 秋深まる風の中 ゆっくりと眺めてください
2013年の十三夜は 10月17日です 晴れるといいですね
■更科日記
源氏物語の桐壺の巻では桐壺の死を暗示するものとして月光が使われ 更科日記では 稚児の寝顔に月の光がさしこむのを恐れて袖で光をさえぎり なぜか 物語の月は 忌み嫌われてます

「月をじっと見つめると不幸になる」 ということが 「更級日記」 「竹取物語」 にあります その理由は 月があまり清浄なので じっと見ていると魂が抜かれてしまうと 思われていたようです

「竹取物語」のかぐや姫は 月から来たお姫様の物語 平安時代の初期に綴られた 日本最古の物語のひとつです 月は けがれのない国 月で罪を犯した 「かぐや姫」 が島流しのため 地球に送られたのかもしれません
「かぐや姫」の流刑の最終日 月の王様が自ら地球に迎えに来ます お月様の国は 不老不死の薬を持ち 宇宙旅行の手段をもっています 警護の人は なにもできず ただ 見ているばかり

物語は 月を理想郷として描き 花嫁候補として5人の俗物を描くことで 私たち人間社会の汚れを批判した 風性物語なのかもしれません

■お月様の素顔 月は地球から約38万4千kmの距離 満月から満月までの時間は 29日12時間44分です この期間を朔望月 (さくぼう) といいます

太陽は天球上を毎日約1度進みますが 月は約13度進みます この12度の差で 月は毎日 約50分ずつ遅れて東の空に昇ってきます
また 月の対恒星自転周期が1恒星月に等しいことから月は常に同じ面を地球に向けています 満月の時も半月の時も ウサギさんの形が同じに見えるのはこのためです
ただ 白道は黄道に対して約5度傾斜しているため ちょっとだけ月は上下左右に見える面が動きます この現象を月の光学秤動といいます このため 地球からは月の表面積の59パーセントを見ることができますが 41パーセントの部分は見えません

中秋の名月のまん丸なお月様は素敵です でも この日が満月にならないときもあります
旧暦は月の満ち欠けを基準に月を数えています 月は約29.4日の周期ですから 満月は14.7日目の瞬間 この瞬間が昼間のときや月の軌道の遠近によって見える月齢が違ってしまいます このため 旧暦の8月15日の夜に 実際の月齢が1〜2日ずれて まん丸のお月様とならない年があります

2013年の中秋の名月は 13.6日目のまん丸なお月様を見ることができます また 十三夜は ちょっと欠けた月齢12.1日目のお月様になります また 理科年鑑などによると 月は地球から1年間に約3.8センチずつ遠ざかっています 私たちの気づかない間に 月のお姫様との距離がひろがっています。


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