■ 鳥取県 国宝 三仏山 蔵王堂 (投入堂) 鳥取県東伯郡三朝町にある山岳寺院です 三仏山は 古くは三徳山(標高900メートル)全体を境内としたといいます 写真の建物は 投入堂(なげいれどう)の通称で知られる奥院の建物です 正式名称は 山仏寺奥院 蔵王堂(ざおうどう)といいます
標高470メートルの垂直に切り立った絶壁の窪みに建てられた蔵王堂(ざおうどう)は1952年に国宝に指定されています また 三徳山は1934年(昭和9年)7月7日に国の名勝・史跡にも指定されています
山仏寺の開基は明らかではありませんが 一説では 706年(慶雲(けいうん)3年)役小角(えんのおづぬ)(役行者(えんのぎょうじゃ))によって開かれ 宝亀(ほうき)年間(770−780)に子守(こもり) 勝手(かって) 蔵王(ざおう)の三神を祀り 嘉祥(かしょう)2年(849)に慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)が釈迦(しゃか) 阿弥陀(あみだ) 大日(だいにち)の三仏を安置して三仏寺を創立したと説明されています
投入堂までの参道は 三仏山の本堂裏手の登山事務所で厳しい審査を受けなければ入山できない登山道です 特に靴は重要な点検が行なわれ 滑り止めの無い靴は許可されず 販売されている わら草履 に履き替えなければなりません
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■登山道 (修行道) 国宝 三仏山(さんぶつじ) 投入堂(なげいれどう) 登山道 (修行道)です 登山道の注意事項は登山道の入口に掲示されています ■ 単独登山禁止(2名以上で申請しないと入山は許可されません) ■ 杖・ストックの使用禁止(登山道の木の根を傷めます) ■ 飲み物以外の食事禁止 ■ 線香ろうそくを含む火気の禁止(もちろんタバコは厳禁です) また 注意事項の記載はありませんが ■ 本格的な登山道です 足首の保護は絶対に必要です 半ズボンやスカートなど論外です そして 手袋も必要です 登山道には手すりはありません ■ 登山道には 階段や石畳の道はありません 写真のように 垂直に近い道を登ります 行程の大半が木の根や岩です 特に雨に濡れているときは滑りやすいので要注意です また 体を支える唯一の手段は 木の根や岩です 登山道は約700メートルと短いため さほど体力の消耗を心配することはないと思います また 森林の中を進むため ほあほあの森林浴を楽しめます そして 日差しはあまりを心配することはありません ただ 夏の時期は熱中症対策を万全にされることをおすすめします
また 途中に水場やトイレはありませんので 体調の管理は必要です
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