■ 江戸時代末期からはベンガラの日本唯一の産地として繁栄した街 岡山県高梁市成羽町吹屋1290−1 高梁市立吹屋小学校は 現在も使用されている日本最古の小学校校舎です。
吹屋は 江戸時代から戦前まで 日本三大銅山の町 江戸時代末期からはベンガラの日本唯一の産地として繁栄した街です。 吹屋小学校は こうした 吹屋 のいわば絶頂期に建設された小学校校舎 1900年(明治33年) 吉岡銅山本部木敷地跡に妻平屋建の東西棟 1909年(明治42年)に中央本館が落成しています。 吹屋の街並みのベンガラ通の坂道をを進むと高梁市立吹屋小学校の建物が見えてきます 校舎の奥には松の林が広がり 風雪に耐えた木造の校舎を見ることができます 2012年3月閉校予定と報道されています 時代とともに 消えてゆく小学校 さみしいです。
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■ 吉岡銅山本部木敷地跡 江戸時代後期に小泉銅山とローハ (緑礬・硫酸鉄=ベンガラの原料) 製造を営み巨大な財を成した大野呂の庄屋広兼家2代目の元治が建てた巨大な邸宅です。 「八つ墓村」などの映画のロケ地としても知られ 昭和52年と平成8年の2回 ロケが行なわれています。 城郭のような雄大な石垣と母屋・土蔵3棟・桜門・長屋は江戸時代の文化10年 (1810年) に 離れは大正時代に建設されています 敷地は781坪 (2,581平方メートル) 母屋は98坪 (323平方メートル) に及びます 庭園の水琴窟の透明な音がなごみます。 明治初期 広兼邸の向かいの山に広兼個人を祭主とする天広神社が建てられています。境内には池 築山が造られ 全体的に庭園風の様式の衆楽縁園と呼ばれています。
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