■聖神社 (土佐の投入堂)断崖絶壁の狭い岩陰に納まるように建てられ、さながら鳥取県の三徳山三佛寺奥の院「投入堂」 (平安時代後期:国宝) を思わせる、県内はもとより全国的にもあまり類を見ない大変珍しい神社である。祭神の「不動明王」 (石造) と修理棟札から、少なくとも明治11年 (1876) には存在していたことがわかるが、それ以上の詳しい歴史については不明である。ただ、堂内にある「鰐口」の形態等から推測すると、江戸時代まで遡る可能性がある。社殿は、明治12年 (1879) に、長州大工によって改築されたが、その後管理がなされず荒廃していたのを、平成元年 (1989) に地元小日浦出身の大工岡村豊延が修理し何とか元の姿を留めるに至った。平成24年5月吉日 聖神社保存会
■マンガン鉱採堀跡 (通り抜け坑道)小日浦地区にはチャートに胚胎されるマンガン鉱の産出が多く、昭和15年から25年頃神戸製鋼が「小日浦鉱山」として大規模に採掘していて、村が大いに賑わった時期がある。これは、その頃の名残りの一つであるが、おもしろいことに坑道は谷まで突き抜けていて通り抜けができる。この谷の上流には、さらに多くの坑道や精錬所跡、事務所跡などもあり、当時の繁栄振りを伺い知ることができる。平成24年5月吉日 聖神社保存会
県道を更に進むと大タヲ山旧展望台の標識があります。狭い林道です。行き違いが難しい林道です。大タヲ山旧展望台までは転換は難しい難所です。唯一転換できるのが大タヲ山旧展望台です。小さな広場からは土佐湾の雄大な風景を遠望することができます。できれば、県道から林道への分岐点で車を駐車されるとよいと思います。峠には、簡易的な休憩所があります。聖神社の登山口には、簡易な案内所と無料の駐車場 (4台程度) があります。聖渓谷を左右に、駐車場からは右側の小日浦川の左岸を聖神社に直進コース、また、小日浦川の右岸を登り聖神社を対岸から遠望するコースの2コースがあります。また、周回するコースも説明されています。体力、気力、天候などでコース取りをされてください。
●自然情報■四国●自然情報■神社 all■滝 all■紅葉 all■鳥取県 国宝 投入堂●地域情報■下り宮 霧見河神社
■ 登山道 入口の滝
■ マンガン鉱採掘跡坑口先の滝
■ 参道脇の滝
■ 滝の音に癒されます
■ 大タヲ山旧展望台 土佐湾の遠望