■佐川醤油店 甘露醤油は4年の歳月をかけて仕上げる贅沢な再仕込醤油といいます。豊潤な味と香りでお刺身のつけ醤油や、お料理の調味料にぴったり。 ■国森家住宅 昭和5年頃に建てられたと伝えられています。国森家は1800年頃から油商を営む豪商となりました。木屋組みは、柳井津商家町を代表する美しい白壁の土蔵造りで、家の中央に四天柱風の柱を立てて、二重梁の和小屋を組み、2階は商品収納庫でした。店先に土戸をはめる仕組みなど、防火の工夫がされています。 |
■柳井の歴史を学ぶ 柳井は室町時代から瀬戸内海の良港として栄えました。江戸時代、関ヶ原の戦いから60年を経て、岩国藩の吉川家は財政を立て直すために干拓事業を始めました。海の遠浅の部分を埋め立てた古開作が古市金屋の南海面につくられ、旧地と開作地の間に現在の柳井川ができました。その後も中開削、宮本開作といった干拓が行われ、耕地や塩田が拡大しています。 また、柳井は醸造家高田伝兵衛が創造した芳香で美味な醤油や、素朴で木綿織物として古くから親しまれてきた伝統織物の柳井縞などがあります。 そして、中心部の白壁の町並みは、元禄時代以降の典型的な町屋造りで、江戸時代の繁栄ぶりがしのばれます。
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