■木部温泉 間欠泉 間欠泉とは、一定時間をおいて噴出する温泉です。この間欠泉は、約25分間休止した後、約5分間噴出します。噴出は炭酸ガスの圧力によるもので、全国の数少ない間欠泉の中でも極めて珍しいものです。 噴出の最大時には毎分400リットルの泉水が噴出しています、噴き出た泉水は無色透明ですが、空気にふれ時間がたつと下の池の様に茶褐色になってきます。これは鉄分が含まれている為です。 木部谷温泉は古くから弘法の湯として利用されていましたが、ボーリングにより間欠泉となり湯量も増大し、含有成分も非常に豊富のため、効能も高く、多くの皆様に利用されるようになりました。 松乃湯 と説明板に書かれています。 ■木部谷温泉の由来 松原山の高台に幾層にも積み重なった茶褐色の湯の華は古くから湧き出る鉱泉の永い歴史を物語っています。 泉源池はブクブクと湧き出る泉水を溜める直径60センチメートルの穴か5つありそれぞれ黄色の水が溜まっていました。直径2メートル程度の一番大きな穴のそばに鉄風呂を作り雪の舞う寒い冬の日でも老人は裸で泉水を汲みこんでいたのです。 昭和44年その穴の地点をポーリングとたところ湯温25度、毎分400リットルの泉水が噴き出す、全国でも珍しい間欠泉となりました。 入浴を続けることによ様々な効能が認められるため、多くの人々から充実した施設を望まれ、地域有志の寄り合いによる憩いの施設が作られて、広く利用しれていましたが、混浴でもうり保健衛生上永くは続けられませんでした。 その後、東邦大学相川教授、東京都立大学野村教授により学会発表のため詳しく成分等の調査をされたことを機に、昭和61年より着々と準備をすすめ、昭和63年11月に施設設備を竣工し、木部谷温泉「松乃湯」として発足し、今日に至っております。 今日の医学、技術の進歩には目をみはるものがあるのは確かに事実ですが、現代医学をしても解明されえない部分はまだまだ多くあるというのも事実のようです。 自然のものが一番身体に良いというのは疑いの余地はありません。今後もこの「松乃湯」のお湯がひとりでも多くの方に利用され、皆様の健康増進のお役に立てることを願っております。と説明板に書かれています。
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