■アジサイの花 大温室の入口に展示されていたアジサイの花。さまざまな品種と色合い。原種に近い花、真っ白な尖った花、ブーケのようなほあほあの花とさまざまです。花木の販売所では、さまざまな種類を販売しています。成木から幼木まで、ご自宅のお部屋やお庭が綺麗になります。 とちぎ花センターは バラの花も約450種類のバラが栽培れています。春と秋の開花期は、公園奥の温室やその周辺はバラの香りがいっぱいです。 そう、アジサイは挿し木で簡単に増やすことができる種類。枝を土に挿して水をあげると根を出します。ご購入された株を増やしたり、お友達のお花をいただき増やしたりと、アジサイの花は簡単に増やせます。ぜき、挑戦してください。また、土の酸性度によって花の色が変化する性質がアジサイにはあります。前の季節やいただいた花と土壌の環境が変化したのかもしれませんね。 |
■熱帯乾燥帯の花たち 鑑賞大温室は、季節の違いによって咲く花は違いますが、亜熱帯の花々が咲いています。そして、乾燥地帯のコーナーでは、砂漠の植物も見ることができます。 訪ねた日は、ユリの花は咲いていませんでしたが、日本はユリの国といわれるほど種類が豊富です。この中でも、奄美諸島から琉球諸島にかけて自生するテッポウユリは、純白な清楚な姿と気品ある香りが世界的に好まれているよう。特に沖永良部島の 「田皆岬」 の断崖絶壁に咲く純白のテッポユリは、近寄りがたい気品と清純さが 「聖母マリアの姿を彷彿させる。」 と言われています。
ゆりは日本でも好まれる花ですが、キリスト教では、天使が白ユリを手にして現れ、マリアにイエスキリストの母になることを告げたと伝えられています。そして、イースターやクリスマスなどの宗教儀式には必ず白ユリが供えられ、結婚式には祭壇や花嫁にも飾られています。 沖永良部島のユリは、明治期にヨーロッパに輸出され、今ではユリの花といえば、沖永良部島原産のテッポウユリが一番好まれている種類のようです。今日も愛らしく純白の素敵な花が、世界中の窓辺に飾られていることでしょう。みなさんの窓辺はいかがですか。 |