■鍋ケ滝
阿蘇カルデラを作った巨大噴火による火砕流（火山灰や軽石が高温でガスとともに流れる現象）は、この付近でも広く堆積しています。この滝の下部は１０ｍ以上奥まで削られており、滝の裏側を対岸まで歩くことのできるため、「裏見のたき」とも呼ばれています。
四季を通じた山あいの風景と滝壺へ落ちる水の表情が楽しめます。と説明されています。
平成２８年４月に発生した熊本地震により裏見の滝は中止されています。崩落の危険があります。地震が沈静化するまで、けっして裏見の滝に立ち入りませんように
■鍋ケ滝の成り立ち
阿蘇ではカルデラをつくりあげるほどの巨大な噴火が、過去に４回起こりました。特に９万年前の噴火は凄まじく、山口県や島原半島にまで火砕流が到達しています。ここ、鍋ケ滝もたま、巨大噴火による火砕流が川を埋め立てたことで、形成されたと考えられています。