■防石鉄道(ぼうせきてつどう) 防石鉄道株式会社は、かつて山口県防府市と佐波郡徳地町(現山口市)の間を結んでいた鉄道路線。防府駅から堀駅までの全長18.8キロ、大正8年開通、昭和39年は廃止の非電化単線の鉄路でした。 ■2号蒸気機関車 防府駅近傍の鉄道祈念広場に静態保存されている2号機関車は、説明板に次のように書かれています。この機関車は明治27年(1894)ドイツ・クラウス社で製造され、明治22年から明治28年にかけて日本に輸入された25両のうちの1両です。 最初は川越鉄道(西武鉄道の前身)に就役し、大正7年に防石鉄道に譲渡されました。防石鉄道は佐波川沿線唯一の交通機関として大正8年に開通し、三田尻駅(現防府駅)−堀駅間18.8キロを走り続け、昭和39年6月30日に鉄道廃止まで約47年間沿線の人々に親しまれました。 ■鉄道記念広場 防府駅付近の立体交差事業により在来線(JR山陽線)の跡地は、広い幅員の道路として整備しました。鉄道記念広場は、その中でも最も幅が広く、面積は約1,300u(歩道部分)があります。 広場には旧在来線の線路を約30m残し、その上に蒸気機関車と客車を設置しています。 また、「こどもデザイン・ワークショップ」で創作されたモニュメント「時空の樹」(ときのき)を設置しています。 これからも、防府の歴史と交通を表現しています。と説明されています。
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