熊本名水百選 「峠の岩清水(とうげのいわしみず)」に設置された説明板は、次のように名水を説明しています。 自然がうまい天然水この岩清水は、標高265メートルの蕨野断層(2億年前の地震)の岩盤の中から自噴し、古来涸れたことなく峠の出水さんと親しまれて来ました。 清冽な流れは砂川の源流となり、不知火海に注いですます。水質は軟水て゜、九州山系の深山幽谷の地下水が濾過され、ミネラルを多く含み、口にやさしく甘味で、まろやかな切れのよいおいしさです。水温は16度、スッキリとした喉ごしで生水の健康づくりに効果があるといわれています。 西南の役の明治10年の西南戦争で、追討の西郷隆盛薩摩勢の敗軍の一隊が、大雪の2月26日ここ芥神峠の洞窟に陣所を構えて立て篭り、峠の岩清水で炊盆炊きして屯し、28日の未明に石清水を水筒に汲みも雪明かりをついて難所の白石野越を積雪を掻き分け中山郷に遣走しました。 水源の保護、峠の石清水保存会の長年の水源保護活動が認められ肥後の水資源愛護賞を受賞し、更に水自然環境保全のため財団コミュニティ助成事業認定により公衆トイレも設置されました。 水神祭は、毎年3月3日を水の日の祭日と定めて、峠の岩清水周辺の美化清掃ほ行い、岩清水の恵みに感謝して水神祭が営まれます。 熊本県下益城郡小川町東海東3926番地 峠の茶屋蕨野峠の石清水保存会 と書かれています。(一部省略部があります。) |