■自噴水カルデラ内の火山群(中央火口丘群)の北東の裾野にあたる宮路地区と役犬原(やくいんばら)地区にかけての一帯には、いたる所に地下水が地表より高くまで湧きあがる湧水(自噴水)があります。これはカルデラ内の火山群(中央火口丘群)に降った雨水が地下深く浸透し、圧力の高い地下水となったものです。自噴水の高さは最大2メートル程度にもおよび、地元では古くから生活用水や農業用水として利用されています。門前町商店街では湧水を「水基」(すいき)と呼んで、まちづくりに活用されています。
阿蘇中央火口の地下は中央火口丘群火山岩類の表層に火山灰層、カルデラ部である宮路・阿蘇神社周辺部はカルデラ埋積層、大観峰等の北側部は地下から花崗岩、先阿蘇火山岩類、表層が阿蘇火砕流堆積物と説明されています。
自噴域はカルデラ内の火山群(中央火口丘群)火山岩類の豊肥本線(内牧駅附近東側から宮路駅の東側約2キロ)の東西間と豊肥本線から北側の約3キロの横長の地域に点在する地域と説明されています。
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■ 阿蘇神社山門脇の「神の泉」
■ 語いの雫
■ 文豪の水
■ 菓恋水 (かれんすい)
■ 酒杜の水
■ 妙音の泉 (みょうおんのいずみ)
■ 幸の泉
■ よろずの水
■ さるだひこだいじん前の水
■ やすらぎの泉