■ 旧太鼓櫓跡(艮櫓) 桜の馬場 玉藻城の南東にある 旭橋 旭門 玉藻城の駐車場からの入場門となるところです 旭橋 旭門から玉藻城に入城すると旧太鼓櫓跡になります 写真は旧太鼓櫓跡に移築された艮櫓です 艮櫓は もともと玉藻城の東之丸の北東の隅 (現在の県民ホール) にあった 艮櫓 を移築したものです 昭和40年 それまで旧国鉄が管理していた艮櫓を 高松市が譲り受け 東之丸から旧太鼓櫓跡に移築復元し 現在に至っています
艮櫓の完成は 延宝5年(1677年)頃とされ 玉藻城の北東の方角が丑寅の方角ということから艮櫓の名前になったとされています 玉藻城の瀬戸内海側である北に位置する月見櫓と同時期につくられたといい 艮櫓は三層三階 入母屋造 本瓦葺で 形は月見櫓の造りと共通点がありますが 初層に 大きな千鳥破風があるのが特徴とされています ■披雲閣から見た桜御門跡 写真は 玉藻城内から旧太鼓櫓跡(艮櫓)方向を見ていますが 写真の右手には 桜の馬場 写真の手前が 桜御門跡になります。
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■ 三の丸 桜御門跡 三の丸入り口の披雲閣の南に桜御門跡があります 桜御門は 昭和20年(1945)の高松空襲により消失しています その後 再建されることなく石垣だけが残されています 高松市が発表する「桜御門」の復元整備を予定は 構造の詳細が分かる鮮明な写真が発見されたことにより 門の屋根上の鯱(しゃちほこ)は口が大きく開いた豪華な形状 最上部の棟飾りの瓦積みは これまで2段積みと考えられていたが 1段と判明したとしています 大きく口を開けた桜御門の屋根の鯱は 城跡の北東にある三層構造の月見櫓に設置されたものに形状が似ており 平屋の門に設置する鯱としては 通常よりも豪華で丁寧な細工が施されているといいます 高松城(玉藻城)は 江戸時代の姿に忠実に再現されつつあります 高松駅 高松港に隣接する高松城は 栗林公園とともに 高松を代表する歴史遺産です ぜひ 訪ねていただければ幸いです
国の史跡 香川県高松市 高松城(玉藻城)は 万葉集で柿本人麻呂が讃岐国の枕詞に「玉藻よし」と詠んだことに因む水城です 高松城(玉藻城)の堀の水は海水 城の北側を通っている国道30号線の下をくぐって瀬戸内海とつながっています 潮位の変化に連動した水面の上下と海から堀に入り込むタイやスズキなどの魚が堀を泳ぐ姿を見ることができます
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