阿波踊り(あわおどり)は 徳島県(旧・阿波国)を発祥とする盆踊りです 阿波踊りは 日本三大盆踊りのひとつと言われており 秋田県羽後町の西馬音内の盆踊 郡上おどり そして 阿波踊りが三大盆踊りです 阿波踊りは約400年の歴史があり 夏季になると徳島県内各地の市町村で開催されますが 徳島市の徳島阿波おどりが 徳島県内最大規模の阿波踊りです
徳島阿波踊りの開催日程は 毎年8月12日から15日の4日間です (徳島県内の他の鳴門市 三好市などを含め日程は異なります)
また 四国には 阿波踊りのほか 高知県高知市の「よさこい祭り」 (8月9日から12日) 愛媛県新居浜市の「新居浜太鼓祭り」 (10月16日から18日) が有名で 阿波踊りを含めて四国三大祭りとされています
徳島の街が熱気に満ちる4日間 浴衣にうちわ そしてあまり荷物を持たず いつでも踊れる状態がいいと思います 祭りは参加型が楽しいものです 輪踊りは街の中心部の交差点 形は問いません 見よう見まねで踊りましょう |
夕暮れのJR徳島駅から眉山に登るロープウェーの駅に至る道路の阿波踊りの連です 今回は自動車で移動いたため JR徳島駅に隣接する立体駐車場に車を駐車しました ここからは 鳴門教育大学に留学しているノルウェー人の女性に案内を頼みました 日本語が堪能で徳島の歴史や阿波踊りも豪快に踊ることができる日本人以上に日本に溶け込んでする留学生です
写真のJR徳島駅を出発し眉山ロープウェー駅方面に向けて進みます 夕暮れの通りでは阿波踊りが始まっています 周辺道路はすべて歩行者天国になり 道路全体 街全体が阿波踊りの会場になっています このページでは小さな写真の拡大写真は掲載していません ご了承ください
眉山まで阿波踊りを見学した後 輪踊り 大胴の会場に向かいます 沿道には出店の列 さまざまな出店でおつまみを堪能しつつ会場に向かいます ただ 車での移動のため ビールが飲めなかったのが残念です 阿波踊りの会場は点在しています どうぞ事前に会場を確認してお出掛けになると良いと思います |
阿波踊りの囃子 (はやし) は 三味線や笛とともに太鼓を使う 「正調」 と 太鼓や鉦 (かね) の打楽器のみでリズムを刻む 「一拍子系」 に大別されます また 写真は 大太鼓 大胴 です 「えらいやっちゃ えらいやっちゃ ヨイヨイヨイヨイ 踊る阿呆に見る阿呆 同じ阿呆なら踊らな損々」 が基本の掛け声 また 「ソレソレソレ」 などの掛け声だけの単調なものもあるといいます 踊りは 「連(れん)」と呼ばれるグループごとに踊り 三味線 太鼓 鉦(かね) 横笛などの2拍子の伴奏にのって踊り手の集団である 「連」 が踊り歩きます 「えらいやっちゃ えらいやっちゃ ヨイヨイヨイヨイ 踊る阿呆に見る阿呆 同じ阿呆なら踊らな損々」 「ソレソレソレ」
阿波踊りでは踊りのグループである「連(れん)」は 徳島市阿波踊では 2010年度で約1000組といいます 有名連とされる基本的な踊りの技術を競い合う連が40から50組 その他は 企業の社員やその家族で構成される「企業連」 学生による「学生連」 サークルなど気の合う仲間が集まってできた連など さまざまなチームである「連」の演舞の舞台となります
阿波踊りは 正当な踊り方を競う夏祭りですが 自由奔放に踊りを楽しむ連もあります |
写真は有料演舞場の桟敷席です 有料演舞場は 質の高い連の踊りを鑑賞できます 桟敷席は2部構成で 第1部は18:00から20:00 第2部は20:00から22:30分の総入れ替え制です
有料演舞場は演舞者と観客の距離が高いため 桟敷の前列では踊り手の細かい動きがまじかに見られるほか 後列では連全体が奏でる真正の阿波踊りを鑑賞することができます
二部構成の有料演舞場の桟敷 第一部の最後の演舞の連の演舞が終わったとき アナウンスは 阿波踊りを皆様も体験しましょう と告げます 有名連の本流の阿波踊りを連の演舞者とともに踊り楽しむ 阿波踊りの有料演舞場の新しい試みです 有料演舞場は4か所あります ■市役所前演舞場初日の12日には大規模な開幕式が行われます 徳島市立文化センターにも近く全長110m 徳島駅から徒歩10分 ■藍場浜演舞場新町川沿いの藍場浜公園内 徳島駅から最も近く数多くの露店も出店します全長122m 徳島駅から約徒歩5分 ■紺屋町演舞場商店街と歓楽街に隣接した演舞場です 名物「阿波おどりからくり時計」 が目印 全長100m 徳島駅から徒歩15分 ■南内町演舞場 連日午後10時からの有名連による合同フィナーレがあります 本場阿波おどりの醍醐味が満喫できる演舞場です 全長122m 徳島駅から徒歩12分 |
正統な阿波踊りを有料演舞場で見学し また 有名連の華麗なつ豪華な演舞を堪能するのも 徳島阿波踊りの魅力ですが 阿波踊りに参加する 輪踊り も徳島阿波踊りの魅力です
阿波踊りは有料演舞場や道路で 大人数の隊列が一方向に踊るスタイルが一般的ですが 交差点 公園 駐車場などで自然発生的に踊りが繰り広げられる踊りで その踊りを見ようと円形などの人垣ができることから 「輪踊り」 と呼ばれています
「輪踊り」は 見物客に踊りに参加するよう呼びかける連もあり 実際に踊ることができます 知らぬもの同士 見よう見まねで踊ってみる 祭りを見るだけでなく踊りを体験することは 阿波踊りの魅力が堪能できます 特に盛り上がっている場所は大きな交差点 踊り手と見物客が祭りを謳歌しています
阿波踊りでは 踊りながら思い切り騒ぐこと 街が踊りでにぎやかになることを 「ぞめき」 といいます 来年はみんなも 「ぞめき」 です 汗たぎる四国の夜 踊りの輪に加わって ぞめき です
徳島阿波踊りの開催日程は 毎年8月12日から15日の4日間です ぜひ 徳島を訪ねてください |
ぎらぎらの太陽が西に傾くころ 阿波踊りの会場となる道路は歩行者天国になります 阿波踊りは有料の演舞場 無料の演舞場のほかに 演舞場間を結ぶ道路で踊られる 「おどりロード」 踊り子に観光客が踊りの手ほどきを受けたり踊りの輪に加わる輪踊りの 「踊り広場」 など 阿波踊りを見る場所は多彩です
また 徳島市内は川の街 新町川と助任川に囲まれた 「ひょうたん島」 を一周する周遊船からも 阿波踊りでにぎわう徳島の風情を楽しむことができます 阿波踊りの期間中は運行時間が延長されています
阿波踊りは 「徳島」 が本場ですが 全国にも阿波踊りが行なわれています 日本三大阿波踊りは 徳島市阿波おどり 東京高円寺阿波おどり 南越谷阿波踊り 関東三大阿波踊りは 東京高円寺阿波おどり 南越谷阿波踊り 神奈川大和阿波おどり です そのほか 関東では 下北沢 初台 神楽坂 大塚 都立家政 中村橋 糀谷 経堂 小金 神奈川大和 埼玉狭山ヶ丘など 多くの街で 阿波踊りが見られます 特に 「東京高円寺阿波おどり」は 例年120万人程度の人出があるといい 例年同日に行われる浅草サンバカーニバルと共に 東京の代表的な夏祭りの1つに発展しています |