■金毘羅スギ 国指定天然記念物 金毘羅杉は、高さ約28m、幹周囲約12.2mで、地上約4mのところで分岐しており、それぞれの基部の周囲は約8.6m及び7.3mです。 樹齢は約1.000年と推定され、スギの巨木として全国でも有数のものです。 言伝えによると、このスギは、天人が植えたものとも、鎌倉時代に鎭西奉行北条時定が満願寺開山の時、経杲(けいこう)和尚を招いた際に植えられたものともいわれています。 元禄年間(1688〜1704)に落雷で幹が2つに裂け、さらに昭和4年(1929)7月の落雷で空洞内に火災が起きたが、地元民の必死の消火作業により消し止められました。現在も、空洞内に焦げ跡が残っていますが、地元の人々の手厚い保護により樹勢はなお盛んです。と幹脇の説明板に書かれています。(一部表現変更) 金毘羅スギは南小国町の満願寺の後背の山に聳えます。広域の地図にも掲載され県道40号線の沿線です。満願寺の駐車場からも金毘羅スギの先端の樹勢を見る事ができます。このことから、金毘羅スギは、満願寺跡の後ろの山中となります。まず、ここのことを確認して、迷わないようにしましょう。 金毘羅スギに至る登山道は満願寺を中心にして、左右にあります。安全な登山道は満願寺を正面に見て左に進む登山道です。満山神社に至る石の階段を登り、社殿脇を左手に進みます。案内板はありませんが、先人の踏み痕に沿って進むと迷いません。約300mほど登ると金毘羅スギに至ります。復路は、満願寺を正面に見て右側の道を下りましたが、熊本地震による登山道の崩落や草に阻まれるなど、悪路です。戻られるときは、往路をそのまま戻られることをおすすめします。(この情報は、2016.07.30 現在のものです。)
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