■大阪城 現在の天守閣は昭和6年 (1931) に復元されたものです。 大阪城天守閣は、大阪夏の陣図屏風 (大阪城天守閣蔵、重要文化財) に描かれた豊臣時代の天守の外観にもとづいています。 当時としてはめずらしい鉄筋コンクリート造りで、第二次大戦の空襲にも耐えて現在に至り、平成9年 (1997) には国の重要文化財に指定されました。また、現在の天守閣は3代目です。それ以前は、秀吉時代の初代天守は天正13年 (1585)から慶長20年 (1615) の大阪夏の陣による落城までの31年間、2代目は徳川時代の寛永3年 (1626)から寛文5年 (1665) の落雷により失われるまでの40年間です。 ■天守閣展示 天守からの風景復興 広大な大阪城天守閣の中心にそびえる大阪城天守閣。8階展望台からは大阪城公園や大阪平野の眺望が抜群で、展示室では本物の歴史資料に出会えます。城郭の魅力、武士たちのドラマチックな活躍、大阪の豊かな歴史を体験することができると思います。2階は大阪城や大阪一帯についての基礎知識、3階は豊臣時代とその時代の歴史展示、4階は豊臣秀吉ゆかりの品々をはじめとする戦国時代の資料や、大阪城にまつわる資料などを展示、5階は大阪夏の陣の陣図屏風の世界、7階は大阪城を築き天下統一をなしとげた豊臣秀吉の生涯がわかりやすく紹介されています。
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