■幼少の篤姫・於一（おかつ）像
平成２０年ＮＨＫ大河ドラマは篤姫（於一）でした。放映と同時に地元は勿論国の内外から称賛の声が高まり、今日も尚、篤姫（於一）が遊んだと伝えられる今和泉島津屋敷跡（現今和泉使用学校隼人松原辺り）を訪れる人々が後を絶えない状態です。
今更申すまでもなく篤姫が幕末から明治維新にかけ江戸無血開城に心血を注ぎ、江戸百万の人々の戦禍から護り大奥に仕えた大勢の婦女子の身の方について全私財を擲って援助したことなど、余りにも有名です。
篤姫の素晴らしい為人は、幼少期に学んだ隼人松原辺りの景勝の地で培われたものと広言しても差し支えないものと確信します。
篤姫の生涯から、期せずして篤姫銅像の声（機運）が地元に彷彿として湧き上がって来ても何ら不思議ではありません。
銜え昨年から九州新幹線も全面開通し南九州指宿地域への訪問客は従来にも増して賑わっております。このことは、当地域の浮揚発展に寄与するものと考えられます。
いまここに稀代の女性の功績を仰慕し我が郷党の誇りとじて、この地に銅像を建立した次第であります。
製作者は地元の田原迫華さん、鋳造は長崎の陶山美術鋳造所、像は八歳を想定し高さ１２５ｃｍ、台座は９０ｃｍ、前で結んだ両手には故郷指宿への愛が握られていることを表現しています。
平成２４年１２月１９日、篤姫銅像実行委員会会長　今林重夫　と説明板に書かれています。