■天然記念物　明神池
明神池はもと御茶屋池とも呼ばれ、相つながる大池、小池及び奥の小池よりなる天然塩水地です。池水は外海ま干潮に応じて主に岩のすきまを通じて出入りしており、比重は海水に比してやや低く、水深は一定していませんが深いところでは４メートルあります。
池の中には真鯛、黒鯛、メジナ、ボラ、アカエイ、コノシロ、スズキ、フグ、アコウ、ウナギ、などの磯つき魚がおり、クロダイ、メジナ、ボラ、コクシロなどは池の中で盛んにふ化するといいます。
池の中の魚類は今々同種で集団で作り、回遊するさまはが以外の自然と異ならず、全く天然の水族館であると説明板に書かれています。
■天然のクーラー　名勝　風穴
笠山一帯には、溶岩のブロックの隙間から風が出入りする風穴が多く見られ、なかでもこの風穴が最も大きいものです。
風穴からは、真夏でも１５度くらいの冷たい風が吹き出しています。笠山の風穴の内部には空間があり、そこに冬には外気より温度が高いので外から冷気が流れ込み、貯えられます。貯えられた冷気は、外温度がその冷気より高い夏に外へ向かって吹き出し風穴の冷たい風となっているといいます。