■鰐鳴八幡宮 (通称 小鯖八幡宮) 宇佐から御勧請の八幡さまは、海から川を遡り鰐石から上陸されました。神様を御慕いして従いてきた鰐は鳴いて別れを惜しんだといい、その故事により鰐鳴八幡宮と称えると伝えられます。 主祭神 八幡大神 足仲彦神 神功皇后 合祀神 仁徳天皇 天御中主神 大歳神 高おかみの神 天水分神 国水分神 し長津彦神 し長戸辺神 御神徳 田や等の農耕をはじめ、商工業そのた産業、学問文化の促進向上発展をみまもり地域住民氏子の守護神として崇巧られています。 ■柊神社 (境内末社) 御祭神 大国主命 少彦名命、蛭子命 合祀神 市杵島姫神 縁起沿革 もと柊に鎮座しておられましたが、明治末期政令による本社合祀の際別殿を設けて奉斎し柊の旧社殿はそのまま現地に残され遥拝所となっております。 御神徳 医薬、病気平癒の神様、破産、産業の神様として崇められ、昔から鳥居を献じて祈れば霊験殊にあらたかと伝えられています。と説明板に書かれています。
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■鰐鳴八幡宮本殿・拝殿 通称小鯖八幡宮と呼ばれています。祭神は八幡大神 (応神天皇) を主神とし、仲衰天皇・神功皇后を配祀している。 社伝によれば平安時代中期、大分県の宇佐八幡宮から勧請されたという。神霊を宇佐に迎えにいっての帰途、山口湾から椹野川をさかのぼり、山口の鰐石に上陸したとき、ここまで従いきていた鰐が別れを惜しんで鳴いたという故事によって鰐鳴八幡宮という。 本殿は建立時期は明治28年の取調書の中に貞享3年 (1686) 9月改造の記載あり、細部様式からこの時期の思われる。向柱付三間社流造りである。 拝殿の建立時期は、寛政3年 (1791) 9月6日の棟札あり、この時期のものと思われる。楼門様式の入母屋造りで、左右の切妻造りの翼廊を付し、正面に時代相応の向唐破風の向拝がある。楼門ほ拝殿に兼ねた造り方は山口地方独特な形式であって、山口近郷には同形式のものが多く見られる。 |