モネは自ら草花と木の種類をえらんで庭をつくりました。それは画家が自分のキャンパスの上に絵を創作するのと同じことだと思います。偉大なと評されるモネの目の欲するまま、命ずるままに「生きた美術館」といわれるモネの庭を造ったのです。2000年4月、高知県の小さな村にモネの庭ができました。芸術とは縁遠い環境の真っただ中に投げ込まれた偉大な画家の足跡。けれどそれは、北川村の自然にかかわり生きてきた人たちにはきわめて身近な世界でした。芸術にこだわりがなくても周りに広がる山の木々、空の青さ輝く海は私たちの目にも美しくうつります。光の画家クロード・モネも自分の目で捉えた光と色の世界をキャンバスに描きました。その同じ風景をみてとる思えばモネを身近にかんじていただけるはずです。日本で唯一。門外不出の名前をいただいた北川村「モネの庭」でモネを見ていた風景に出逢ってください。
●自然情報■花 四国
■ 春の開園 チューリップの花が満開です
■ 真っ赤なチューリップが満開です
■ 沿道の花壇には季節の花が咲いています
■ 菜の花とスイセンの花畑