日本丸Uの船首には 手を合わせて祈る女性の姿をした船首像があり 「藍青(らんじょう)」と名付けられています 姉妹船の海王丸Uの船首には 横笛を吹く女性の姿をした船首像があり 「紺青(こんじょう)」と名付けられています
大航海時代の帆船には さまざまな船首像が付けられていたといいます もともと 日本丸にも海王丸には船首像がありませんでしたが 1985年(昭和60年)に日本丸Uが就航した際に 日本丸Uと海王丸に船首像が取り付けられました いずれの船首像も東京芸術大学の西大由教授によって制作されたものです
大海原を航海する帆船 その航海の安全のため 乗船員全員がひとつになり困難な航海を乗り切る そんな想いが 船首像 あるのでしょうか 海王丸Uが高松港に寄港したときは 横笛を吹く「紺青(こんじょう)」を見に行きたいと思います |
日本丸(にっぽんまる)は 独立行政法人 航海訓練所の大型練習帆船です 現在は2代目の帆船で 初代の日本丸は 1930年(昭和5年)から1984年(昭和59年)まで運用されていました
現在の日本丸Uは 住友重機械工業浦賀工場で1984年(昭和59年)完成就航したものです また 姉妹船として海王丸があります
日本丸の主要諸元は 船種:帆装型式−4檣バーク型帆船 総トン数−2570トン 全長−110.09メートル 全幅−13.80メートル メインマスト高 −43.5メートル(船楼甲板からの高さ) 喫水−6.57メートル 総帆数 −36枚(横帆18枚・縦帆18枚) 最大搭載人員−190名 他 - ディーゼル機関(2基)による機走可能です
写真は雨の高松港に停泊する日本丸U 雨と強風のため 一般公開が中止となった 2010年5月23日(日曜日)です 皆様も寄港日程をご確認され 日本丸の優雅な姿をご覧になりませんか
|