今治城(いまばりじょう)は 三重の堀に海水を引き入れた特異な構造で 日本三大水城の一つに数えられています
現在の天守閣は 昭和55年(1980年)に5重6階の鉄筋コンクリート造りとしてで再現されたものですが 石垣と内堀は江戸時代のものとされています 見学できる天守閣の最上段からは しまなみ海道の来島海峡大橋など 瀬戸内を眺望することができ 当時の繁栄を感じることができます
説明によると 今治城は 慶長7年(1602年) 藤堂高虎によって築城開始され 慶長9年(1604年)に完成したといいます
今治は交通の要衝 現在は広島県尾道市からのしまなみ街道の四国側の玄関口です 四国の自然や文化 そして工業の発展の礎の街が今治です
今治市内には 大手の今治造船や新来島どっくのほか 造船メーカー14社の造船所があり 沿岸部には造船所の大型クレーンを見ることができます また 今治は海運業も盛んで 「愛媛船主」や「今治船主」の名で世界的に知られているといいます
玉川町にある 鈍川温泉 (にぶかわおんせん) は 道後温泉 本谷温泉とともに伊予の三湯といわれ 江戸時代は今治藩の湯治場です 孫兵衛作の医王山麓の医王池(通称:蛇越池)の湿地に夏の終わりの頃 サギソウが咲きます 白い鷺の花は ■サギソウ でご覧ください |
瀬戸内しまなみ街道とは 本州四国連絡道路の尾道・今治ルートの西瀬戸自動車道(にしせとじどうしゃどう)愛称です 西瀬戸自動車道は 広島県尾道市の尾道福山自動車道西瀬戸尾道ICを起点とし 愛媛県今治市の今治IC至る延長59.4kmの高規格幹線道路自動車専用道路です
「瀬戸内しまなみ海道」 または 単に 「しまなみ海道」 としたしまれている愛称は 西瀬戸自動車道周辺地域振興協議会の公募によって 決まりました 瀬戸内しまなみ街道は 10本の橋梁(尾道大橋を含めて11本とすることもあります) 新尾道大橋 因島大橋 生口橋 多々羅大橋 大三島橋 伯方橋 大島大橋 来島海峡第一大橋 来島海峡第二大橋 来島海峡第三大橋があります
高規格幹線道路は通常 自動車専用道路ですが 瀬戸内しまなみ街道は 新尾道大橋以外は各橋には自転車歩行者併用の専用道路が併設されています 歩行者 自転車、125CC以下の自動二輪車が通行できます このため 瀬戸内しまなみ街道の各橋と尾道大橋を通ることによって本州と四国間を徒歩で渡ることができます ただ 歩行者以外は通行料金が必要で本州と四国間では510円が必要です 自由に相互の乗り捨てができるレンタサイクルもありますので 気軽に橋の上から瀬戸内海の大自然を楽しむことができます
来島海峡展望館のデッキからの眺望は ■来島海峡大橋 でご覧ください
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