■向山山上運動場 鯉のぼり 昭和15年、玉祖小学校の児童の錬成のため向山山上に運動場を造成しました。この際に、大型の古墳が発見され、後の調査で古墳群の発掘調査が行われたと説明されています。運動場からは佐波川河口や瀬戸内海の水面を望み、山陽自動車道を走行する車が見える展望台にもなっています。運動場のでは狭いものの舗装された道路が整備され、運動場脇には20台弱の駐車場が完備されています。 ■向山古墳群 二六台へ上がる道ぞいには古墳時代後期 (約14000年前) の古墳が多くあります。すでに壊されて存在しないものもありますが、まだ現地ら残っている古墳がすくなくとも5基は確認されています。そのうち第3号墳は市の史跡に指定され、ここから発見された須恵器の特殊器台や金銅・ガラス装飾品などの副葬品も同指定となっています。 まだ頂上の二六台には、石板ほ立てて長方形ら並べた石組の中に遺体を葬った古墳がありましたが、二六台の造成時に壊され、その東隅に移されています。山麓の古墳群より古い埋葬の形であることから、これが向山のなかで最初に造られた古墳だと考えられています。向山は、古墳時代の人々にとって、祖先をまつる大切な山だったのです。防府市教育委員会と書かれた説明板が運動場に設置されています。
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