■長正司公園　藤の花
山口県下関市豊田町にあります長正司公園。ここに咲く大藤棚は、伊藤伊兵衛（植木屋）が明治１２年に、美祢市は草井川の元庄屋（村の町・役人）から貰い受けた鉢物を地植えし育てたという言い伝えがあります。樹齢１００年を超え、縦１５ｍ・横３０ｍと山口県でも最大規模です。
長正司公園は山の中腹にあるので石段を登ります。藤棚の先の階段をさらに登れば、豊田氏の長正司城跡の麓、霊峰華山や木屋川を中心とした豊田盆地が素晴らしい景色を見渡すことができます。
■藤の花を見下ろす貴重な風景
長正司公園の藤棚は規模の大きさだけではなく藤棚を上から見下ろせます。なかなか藤棚を上から見下ろせる場所は少ないと思います。田園地帯の風景とともに藤棚を楽しめるスポットです。また、黄色にハンカチの設置も素敵なアクセントです。そう、階段の脇にはサツキの花も見頃です。訪ねたのは昼間ですが、ぼんぼりがつるされ夜間は点灯されるといいます。ぼんぼりのほりかな灯に照らされる藤の花も素敵なことでしょう。