■川上ダム 富田川中流部の周南市川上地区に昭和37年、洪水調整と工業用水の供給を目的として建設されました。その後、周南工業地帯のめざましい発展に伴い、上水道用水及び工業用水の需要が急増し、これに対する用水確保が急務となりました。 この対策として、旧ダムを16.5m嵩上げして、貯水容量6.760.000立方mを増加し、これと夜市川取水との総合運用により、日量67.400立方mの新規用水の供給を行うため、昭和47年から建設に着手し、8年の歳月と77億円の費用をかけて昭和55年に完成しました。 ダムの目的 1 治水:洪水調整 ダムに流れ込む大水の一部をダムに貯め込み、少しずつ下流に流すことにより、洪水による被害を小さくする。 2 工業用水、上水道水 ダムに貯めた水の一部が周南市の工業用水や上水道水として供給されている。 3 維持用水 下流の農業用水などのために河川流量を確保する。
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