■国登録有形文化財 鹿背 (かせ) 隧道 鹿背隧道は悴坂峠 (かせがさか) を貫通する隧道で、長さ600尺 (約182m)、幅14尺 (約4.2m)、高さ13尺 (約3.9m) の規模を有した山口県内では他に類をみない石造トンネルです。 施行には地元萩。阿武地域だけではなく、周防大島町久賀や大分県安心院出身の石工が工事を請け負っています。工事は明治16年 (1883) に着工、翌明治17年 (1884) に開通式が挙行されました。明治10年代の石造り道路隧道としては大変希少であり、総延長も我国最大の長さを誇っています。 素朴ではありますが重厚な味わいを持つ切石積みの坑口、総石張りの内部はまさに壮観で、山口県下最初の石造隧道として貴重です。 と説明板に書かれています。 鹿背隧道は、地歩でも自動車でもいけます。徒歩のときは道の駅「萩往還」の駐車場脇の階段を上がり、舗装された車が通れる道を山口方面に約300m歩きます。自動車の場合は、萩方面から道の駅「萩往還」を目指して道の駅の手前を斜め左に登る林道状態の道があります。ここを進むと徒歩の説明の舗装道です。 隧道は照明が設置れていません。徒歩で先に進むには懐中電灯などの照明器具が必要です。真っ暗です。
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