■ 日本国有鉄道C50形蒸気機関車125号機 蒸気機関車にはC形(動輪3軸)D型(動輪4軸)などの形式があります。 このC50型125号機は、昭和5年に誕生、時速90キロで走る力をもち、テンダー(石炭、水入れ)前側、下部に「細管式給水温め器」が取り入れられているのが特徴です。 諫早、浜松、柳井機関区などで旅客列車をひき約234万キロを走りつづけてきましたが、鉄道電化のため、その使命を終わりました。 機関車さん、長い間のご活躍ご苦労さんでした。柳井市では、ゆかりのあるこの機関車を、日本国有鉄道から借り受けて、ここに展示することにしました。昭和47年1月 柳井市 と書かれた説明板があります。
製造年月日 昭和5年5月23日
製造したときの価格 75,000円
走行粁 2,340,365キロメートル(地球を58周)
いままで働いてきた機関区 早岐(門鉄) 昭和5年5月〜昭和5年9月
浜松(名鉄) 昭和5年10月〜昭和14年4月
成田(東鉄) 昭和14年5月〜昭和17年11月
小山(東鉄) 昭和17年12月〜昭和45年7月
柳井(広鉄 昭和45年8月〜昭和46年3月
主な部分の寸法等
罐の使用圧力 14キロ
最大馬力 743馬力
機関車の長さ 16m88
機関車の高さ 3m88
動輪の直径 166cm
先輪の直径 86cm
運転時の重量 87トン
空車時の重量 64トン4
との説明板があります。
鉄道唱歌 大和田建樹 作
第一集 東海道 明治33年9月版
● 新橋駅
1 汽笛一声新橋を
はやわが列車は離れたり
愛宕の山に入りのこる
月を旅路の友として
第二集 山陽道 明治33年5月版
● 神戸出発
1 夏なお寒き布引の
滝のひびきをあとにして
神戸の里を立ちいづる
山陽線路の汽車の旅
24 風に糸よる柳井津の
港にひびく産物は
甘露醤油に柳井縞
からき浮く世の塩の味
|