国指定名勝岩屋 (いわや)昭和19年11月7日 指定 仁淀川の上流、直瀬側とその付近の苦汁久谷に渡って広がる名勝岩屋は、四国八十八か所の45番札所、海岸山岩屋寺は、(弘仁6年(815)弘法大師42歳の開基と伝えられる)を中心とする地域です。ここには金剛界峰(こんごうかいほう)、胎蔵界峰(かいぞうかいほう)と呼ばれる100mほどの二大奇峰を含む無数の礫岩峰(れきがんほう)がそびえ、特異な景観を示しています。第三紀礫岩層からなるこれらの礫岩峰にはイワヒバ、トチの巨木老木がおい茂り、地質学・植物学的にも貴重な資料となっています岩屋山の山頂は旧遍路道から岩屋寺に登りつめた峠近くにあります。そこからの眺めは素晴らしく、晴れた日には、郡内一円が高峰が一望できます。参考 : 大師前の案内板