岩屋寺 (いわやじ)四国八十八か所の45番札所です。寺名は、海岸山岩屋寺。大師堂は、愛媛県出身で大蔵省臨時議員建築局技手であった河口庄一が設計監督し、現場監督は冨永常吉、児嶋嘉太郎、高石源治郎らで、大正9年(1920)に建築された。大師堂は宝形造で銅板葺です。構成は伝統的な寺院建築を基調としていますが、回向柱にはエンタシスを付け、柱頭部にバラを組紐飾り状の装飾を施すなど細部意匠に西洋建築の手法を取り入れながらまとめられており、我が国の近代建築意匠上、高い価値が認められています。参考 : 大師前の案内板