■四国霊場 第44番札所 大寶寺 仁王門の金剛力士像は久万高原マ指定文化財です。二基の金剛力士像は、享徳4年) 越前 (福井県) の大仏師が作ったとされる。 作者は不明だが、大仏師は「法眼」という称号であったということは判っている。 仏の守護神であり、外敵を威嚇する身振りりと表現を表し、正面から見て右の像は左手に金剛杵を持ち、一喝するように口を開け、左の像は右手の指を開き怒気を帯びて口を結ぶ゛。二つの像を区別するとき口を開ける像を阿行形の像、口を結ぶ像を吽形の像という。 明治7年 (1874) の大火で門は焼けたものの、この像は無事であった。昭和27年 (1952) 京都に修復に出して現在に至っている。平成7年8月9日指定 久万町教育委員会と書かれた説明板があります。 ■菅生山 愛媛県指定名勝 菅生山は、四国八十八か所霊場44番札所大寶寺境内を中心とした8ヘクタールに及ぶ景勝地で、スギやヒノキの老木巨木がそびえたつ壮厳な雰囲気の参道を進むと、境内には町指定文化財芭蕉塚 (<霧夜塚) をはじめ多数の文化財があります。 また、ユキノシタ・シャガ・オカメザサが群生し、セリ・ワラヒ・ボタン・アケビ・ホトトギス・イチゴ類など多数の植物が自生する山地植物の宝庫でもあり、木々や植物の織りなす四季それぞれの色彩が、総門・仁王門・本堂・大師堂。護摩堂・観音堂などの建造物と美しく調和し、訪れる人々の安らぎの場となっている名勝です。
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