宇高国道フェリー 岡山県宇野港と高松港の間 航路は51年続きましたが、平成24年10月17日に休止されました。

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2010' JUL 25 Message

真夏の高松港、第1回目の瀬戸内国際芸術祭が開催されていました。
瀬戸大橋が開通するまでは本州と四国を結ぶ宇高連絡船の航路です。当時の写真等は宇野港と高松港の施設で見ることができます。ただ、当時の連絡船や岸壁は保存されていませんので、当時の面影を構造物でみることはできません。
今回乗船した宇高国道フェリーは、平成24年10月17日をもって51年間の運航を終了しています。いまは、当時の敵対会社の四国フェリーが航路を維持しています。


宇高国道フェリー 平成24年10月 航路廃止
宇高国道フェリー 甲板

■ 宇高国道フェリー 案内板
写真は高松市壇紙町の交差点にある宇高国道フェリーの案内看板です 同じ看板は国道11号線沿い 宇高フェリーの発着岸壁の交差点にもあります
外国人の女性の看板は 高松港から 異国に旅立つ なぜか 宇高国道フェリーに乗船したくなってしまいます
以前は昼夜28分ごとの出航 この看板にも28分ごとの出航が記載されていたことでしょう
宇高国道フェリーは 宇野−高松間 1時間 自家用車の乗客は船室で過ぎ行く時間を潰しますが トラックドライバーは 船内の浴室で汗を流し 湯船で疲れを癒していることでしょう 四国−本州間の高速道路には無いひとときの休息 それが宇高国道フェリーには あります

■ 宇高国道フェリー 甲板
写真は 2010年7月25日 香川県高松港から岡山県宇野港に向かう国道フェリーの上部甲板の風景です

白と青に塗り分けられた上部甲板 そして真っ青な青空と透明な海 ここちいい 海風が襟をゆらしています 波も穏やかです 休日の備讃瀬戸航路は船舶が少いため 他の船からの波もなく フェリーは海を滑るように進んでいます

夏は後部甲板が本当に心地いいです 高松港を出航したフェリーは せとしるべの赤灯台を過ぎると左に大きく舵を切り瀬戸内海の内海に船出します  女木島の灯台 遠く霞む小豆島の風景 滑るように進む船は もう男木島が見えるところに進んでいきます


宇高国道フェリー 航跡
+ + 宇高国道フェリー 甲板  + +

■ 宇高国道フェリー 航跡
高松港を出航した宇高国道フェリー たかまつ丸は せとしるべの赤灯台 女木島を通過し もうすぐ 備讃瀬戸東航路を横断します 遠く高松港の高松サンポートのビル 頂上が平らな屋島の峰が小さくなってゆきます

このころ フェリーの進路左側には 海面から円錐形をした おむすび の形をした 小槌山 大槌山 そして 瀬戸大橋の橋梁群が見えきます

夕方のときは 大槌山の先には 黄金に輝く海がひつがり 瀬戸大橋群がくっきりと見えます また 一日900隻前後の航行のある備讃瀬戸東航路には いくつもの船が東西に進む姿を見ることができます 大型タンカー 貨物船など さまざまです

晴れた夏の日は 甲板で海風に吹かれ すぎゆく航跡を見るのも素敵な時間です

■ 宇野−高松 航路 国道フェリー
宇高国道フェリー たかまつ丸の操舵室前から甲板の後部の写真です 白の船体と甲板の青の床 なにか南国をゆく船の装い この日はお天気も快晴 青い空と青色の甲板 そのコントラストが素敵な日でした
片道390円 往復700円の船たび 瀬戸内海のこんなにダイナミックの海を1時間かけて進むフェリーを安価で過ごせるのは贅沢だと思います
宇高航路は 観光目的の方もの乗船もあると思いますが ほとんどは高松と宇野港を経由する通勤通学客 そして トラックなどの物流の最前線だと思います
JRを高松−宇野間を利用すると1400以上 時間的にもフェリーの利用が最短時間 そして なによりは フェリーは24時間運航という点です 仕事に勉学に いくら遅くなっても高松−宇野間の航路は動いています また トラックの運転手さんは 乗船中の休息や入浴もできます
この航海でもたくさんのトラック便 甲板下の入浴施設では ゆっくりと湯に身体を休めるドライバーの方がいらっしゃったことでしょう


夏 宇高航路 白い綿くも
+ + + 宇高国道フェリー 宇野港  昼も夜も28分ごとの出航 +  + +

■夏 宇高航路 白い綿くも
たかまつ丸の2階甲板から見た高松サンポート 五色台の山に大きく成長中の入道雲です 小さな写真では見えずらいですが 真っ青な空を飛行する飛行機の雲も見えています

瀬戸の風は不思議です 日中は瀬戸内海から陸地に吹き込む海風 午後3時ころを境に風が止み また 夜には逆に陸地から海に吹き込む風に変わります
この日 瀬戸内海から陸地に吹き込んだ風は 写真のように真っ白な雲を作り 上空に向かって駆け上がっていきます

自然は素敵な形を見せてくれます 晴れの日 雨の日 風の日 それぞれの姿があることでしょう 皆様が乗船される日は どんな自然の姿が見られることでしょうか きっと 瀬戸の海は 艶姿を見せてくれることでしょう

■宇高国道フェリー宇野港
写真は宇高国道フェリーの宇野港の看板 昼も夜中も28分ごと 高速道路の休日1000円が始まるまで 航路を同じくする四国フェリーとの貨客の争奪戦を展開した象徴的看板です
一日24時間を28分刻みにして 総じて一日50往復以上の運行 併行して運行する四国フェリーとの同時刻の出航もあり 違う会社の船が前後して 宇野港に向かう そんな状況は日常的でした
休日の通行料 最大1000円 この政策は瀬戸大橋を含む瀬戸3橋には追い風です ですが 宇高国道フェリーなどの宇高航路 本州と四国を結ぶ中小零細のフェリー会社は 航路縮小 廃止など 従前の交通網を劇変させました 変えました の通行料金の低額化は 本州と四国を結ぶ大動脈のフェリーの経営を圧迫しているといいます 国 関係自治体などが フェリー存続に向けて 活発な議論をするときと思います


●自然情報
四国

●元運営会社 HP

●マスコット「まりんちゃん」

●夕闇の高松港

●高松市ふるさと納税



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