良好な地下水に恵まれなかった宇土では、早くから上水道の設置が求められていました。


我が国最古の現役上水道 轟泉水道 熊本県 宇土市



■轟泉水道井戸 (ごうせんすいどういど)
所在地 宇土市 船場町
概要
良好な地下水に恵まれなかった宇土では、早くから上水道の設置が求められていた。宇土支藩の初代藩主細川行孝(ほそかわゆきたか)の命によって、寛文3(1663)年に造られた最初の轟泉水道は陶管製で、後に馬門石製の樋管に造り替えられた。
我が国最古の現役上水道である轟泉水道は藩営事業として実施されたため、基本的には士族を対象とした水利事業だったが、町屋への水の供給や農業用水としても利用された。
士族においては屋敷内まで水道が引かれ、戸別に井戸が設けられたのに対し、本町・新町の商家に対しては、数戸ずつの共同井戸という形で設定されていた。13か所に及んだこれらの井戸は、樋管と同じく馬門石によって造られており、現在でも数か所に現存している。
平成23年3月 宇土市教育委員会と記載された説明板があります。
この井戸は、轟泉水道の最終点の船場橋のたもとのものです。


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