■八代神社 妙見宮 八代神社は、明治4年(1871)まで妙見宮と呼ばれ、文治2年(1186)に検校散位(けんぎょうさんみ)大江朝臣高房がこの地に創建したと伝えられています。祭神は、北極星と北斗七星を神格化した天御中主神と国常立尊です。 南北朝時代から戦国時代の混乱期を過ぎ、加藤氏による八代城完成と同年の神輿屋、脇殿、拝殿などが再建されました。その後も元禄12年(1699)と寛延2年(1749)に、城主松井氏によって修復がなされ現在に至っています。 社殿は、屋根は入母屋つくり、正面に千鳥破風があり、数多くの緻密な彫刻が随所に小施され、江戸時代中期から後期の社寺建築の特徴がよく表されています。 11月22・23日の秋季例大祭である妙見祭は九州を代表する都市祭礼で、「八代妙見祭の神幸行事」として国の重要無形民俗文化財に指定されています。と境内の説明板に書かれています。 ■かりんの大樹 バラ科の落葉高木で、中国大陸の原種です。わが国には古い時代に渡来しました。 樹皮は毎年剥脱し、幹に青褐色の雲紋を現わします。 春の終わりころにピンク色の五弁の花が咲き、秋の終わりに黄色の果実がなります。果実は固く生では食べられず、焼酎、ハチミツ等に漬け込みのどの薬として用いられます。
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