■5号蒸気機関車 説明板では 永遠なれ蒸気機関車 ここ栃木県おもちゃのまち駅に、なつかしいSLがやって来ました。この5号蒸気機関車は大正・昭和の二代、半世紀の長きにわたり、かぎりないロマンを乗せて走りつづけ、輸送の大任を果たして参りました。 そして第一線を引退後、Tomix という鉄道模型を製造している、当おもちゃ団地内のトミー工業株式会社栃木事業所構内に、保存されておりました。しかしこのたび、より多くの人々に親しんでいただく為、この場所に移し静態保存されることになりました。 この保存のため御協力いただいた、東武鉄道株式会社ならびに、トミー工業株式会社に対し深く感謝するとともに、御覧になる皆様の心の中に、いつまでもこのSLが生き続けることを願うものであります。 輸出玩具工業団地協同組合 5号蒸気機関車 5号蒸気機関車は、1921年 (大正10年) 栃木県の宇都宮石材軌道株式会社 (昭和6年東武鉄道株式会社へ合併) が日本車輛製造株式会社より購入しました。 その後、東武鉄道のNO58をへて、1938年 (昭和14年) に鹿島参宮鉄道株式会社 (現・関東鉄道株式会社) の竜ケ崎線に移動し、1970年 (昭和45年) 頃まで使用されました。 動揺改善が目的と思われるヘンシェル形の変形と言える従輪付で、C1の軸配置は日本車輛株式会社でつくられた数多くの蒸気機関車の中でも現存する最古のものと言えましょう。 主要諸元 気筒径×行程 330mm×451mm 使用圧力 12.66s/cm2 火床面積 0.88m2 伝熱面積 48.59m2 煙管 44.32m 火室 4.27m 運転整備重量 29.97トン 水槽容量 4.54立方 燃料積載量 1.158トン 最大寸法 長さ8312mm 幅 2642mm 高さ 3454mm 動輪径 914mm 管理 輸出玩具工業団地協同組合 土地提供 東武鉄道株式会社 機関車提供 トミー工業株式会社 と書かれた説明板があります。 |