D51形蒸気機関車は、日本国有鉄道の前身である鉄道省が設計したテンダー式蒸気機関車です。


新山口駅0番線ホーム D51形蒸気機関車第3動輪


■ 新山口駅0番線ホーム D51形蒸気機関車第3動輪 説明板の内容
D51形蒸気機関車は、日本国有鉄道の前身である鉄道省が設計したテンダー式蒸気機関車です。主に貨物輸送のために用いられ、1935年から1950年にかけて1184両が製造され台湾など海外にも輸出されました。これは、ディーゼル機関車や電気機関車を含め日本の同一形式での機関車製造両数では最大の両数であり、現在でもこの記録は更新されていません。主要諸元 (第2次型) は、全幅2936mm、全高3980mm、全長19730mm、運転整備重量125.1t (炭水車を含む) 、最高時速85Km/h、最大動輪周出力は1280psであり、「デゴイチ」の愛称で親しまれ日本の蒸気機関車の代名詞にもなりました。
日本全国で活躍し、山口線においても旅客・貨物両用の蒸気機関車として導入され運行されていましたが、動力近代化計画により、1973年9月30日の「SLさよなら運転」を最後に当時のSLファンから惜しまれつつ山口線から姿を消しました。また、1975年12月24日北海道夕張線において、日本国有鉄道における蒸気機関車牽引となる最後の貨物列車もD51形蒸気機関車が牽引さました。
ここに展示している動輪は、主動輪と呼ばれるもので、D51形蒸気機関車が装備している全4個の動輪のうち、前から3番目に位置しピストンの直線運動を回転運動に換えるための主連棒と連接している動輪です。また、この主動輪は連結棒を介して他の3個の動輪に回転運動を伝える役割も持っており、全4個の動輪の中でも「要」となる動輪です。(参考:直径は1400mm、重量3.46t) ちなみに、動輪は私たち鉄道員にとって鉄道魂と誇りの「象徴」であり、当社 (西日本旅客鉄道株式会社) の帽章・制服のボタン等には動輪がデザインされています。
なお、この主動輪は旧厚狭機関区構内に展示されていたものを日本貨物鉄道株式会社様のご好意により寄贈していただき、新山口駅旧0番線の跡地に「SL広場」開設の記念として移設・展示させていただきました。
2011年3月18日 西日本旅客鉄道株式会社 山口地域鉄道部長 岡村 孝 と刻まれた説明板が動輪脇に設置されています。



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