■ 日本国有鉄道D51形蒸気機関車774号機 D51型蒸気機関車について 日本の代表的蒸気機関車「デゴイチ」は我が国の機関車市史上の最盛期にふさわしく、国鉄の総合技術の粋を結集し、D50型の近代化改良型として昭和11年に1号機が生まれました。 以来輸送量の増加に対応するため、D51の新製車が全国の工場で製作され、昭和21年1月末までに実に、1.115両の最大輌を記録しています。 山口線開通以来雨の日も風の日も一日も休むことなく、力強く走り続けた蒸気機関車が姿を消すこになり、昭和49年11月30日に本州最後に走ったのが、このD51形774号機です。 旧大社町では、多くの参詣者を運んだ蒸気機関車を後世に残し、青少年の教育に役立たせるため、昭和50年11月に由緒ある機関車を西日本旅客鉄道株式会社(旧日本国有鉄道)から無償貸与を受け、出雲大社のご協力により出雲大社神苑に展示していましたが、平成13年7月には、旧大社駅整備施策の一つとして、大社町合併50周年を機に出雲大社の特別なご高配により、旧JR大社駅に移設展示していただきました。と説明文に書かれています。
製造所 鉄道省大宮工場
製造年月日 昭和14年3月25日
車令 34年6カ月(SLの耐久年数は約25年といわれる)
走行粁 2.052.529.9キロメートル
主な使用線区 東北本線、信越本線、高崎本線、八高線を経て山陽本線昭和46年3月25日山口線に使用された
山口線走行粁 約105.000メートル
主な線区
昭和17年 9月15日 東京鉄道管理局 国府津機関区
昭和20年10月12日 東京鉄道管理局 新鶴見機関区
昭和45年10月11日 福知山鉄管理局 福知山機関区
昭和46年 2月18日 岡山鉄道管理局 新見機関区
昭和48年 4月 1日 米子鉄道管理局 浜田機関区
昭和50年 1月25日 工事第1263号 廃車保管
規格
最大寸法 長さ 19.5メートル
巾 2.93メートル
高さ 3.98メール
機関車重量 積車 77.7トン
空車 69.4トン
炭水車重量 積車47.4トン
空車 19.4トン
との説明板があります。 |