■ 日本国有鉄道D51形蒸気機関車401号機 長野県須坂市 臥竜公園 動物園 説明板の記載内容 D51型式の機関車は昭和11年に国鉄の技術を結集して作られました。性能が優れているため一形式のものでは最も多く全部で1115輌量産されました。 この機関車は牽引力が強く、特に勾配が急な山岳線で威力を発揮しました。常に全国主要幹線で第一線の主力機として大活躍して「D51」 (デゴイチ) の愛称で親しまれましたが国鉄の近代化により全国から姿を消すことになりました。 D51−401号は、D51形式では401番目に製造された蒸気機関車です。401号は昭和15年2月6日に日本車輛で製造され、東海道本線の米原機関区で初めて運転を開始しました。昭和18年には長町機関区 (磐越西線) で、昭和42年には秋田県の大舘機関区 (奥羽本線) で、昭和46年には中央西線の木曽福島機関区へ転属になり、その姿は県内の多く人々に親しまれました。昭和48年7月10日には国鉄の近代化に伴い中央線が電化され、30余年にわたる栄光に終りを告げ須坂市で保存されることになりました。須坂市には国鉄線がなかったため蒸気機関車に接することはできませんでしたが、長野鉄道管理局を始め関係者のご配慮により、D51−401号の無償貸与を受け、当園に保存することになりました。 D51−401号の勇姿を末永くどめ、化学技術の変せんと国有鉄道の歴史を探求するため教材になればと存じます。 昭和48年11月20日 と書かれています。
D51401号機 諸元
製造年月日 昭和15年2月6日
製造所 日本車輛株式会社
走行距離 2,768,326キロメートル
走行期間 通算32年5ヶ月
使用休止年月日 昭和48年8月8日
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