■ 日本国有鉄道D51形蒸気機関車194号機 後部 日本を代表的蒸気機関車「デゴイチ」は、我が国の機関車発展史上の最盛期にふさわしく国鉄の綜合技術を結集し、D50形の近代化改良型として昭和11年3月に1号機が生まれました。以来輸送量の増加に対応するためD51の新製車が全国の工場で制作さり、昭和21年1月までに実に1115両の最大両数を記録しています。 山口線開通以来60年年間、雨の日も風の日も一日も休むことなく力強く走り続けた蒸気機関車が姿を消すことになり、昭和48年9月30日を最後に走ったのがこの「デゴイチ」です。 津和野町では青少年の教育に役立たせるため、この由緒ある機関車を日本国有鉄道から無償貸与をうけ、国民宿舎青野山荘の広場に展示することになったものです。と木製説明板に書かれています。
製造所 鉄道省大宮工場
製造年月日 昭和14年3月25日
車令 34年6カ月(SLの耐久年数は約25年といわれる)
走行粁 2.052.529.9キロメートル
主な使用線区 東北本線、信越本線、高崎本線、八高線を経て山陽本線昭和46年3月25日山口線に使用された
山口線走行粁 約105.000メートル
主な改良機器
昭和38年2月 ATS(自動列車停止装置)は全社統一のため取付
昭和46年5月 山口線に使用するため「集塵装置」取付
規格
最大寸法 長さ 19.5メートル
巾 2.93メートル
高さ 3.98メール
機関車重量 積車 77.7トン
空車 69.4トン
炭水車重量 積車47.4トン
空車 19.4トン
との説明板があります。 |