■ 日本国有鉄道C58形蒸気機関車321号機 動輪 説明板の内容 C58形蒸気機関車は1938年から1947年にかけて、鉄道省(JRの前身)が計427両を製造した旅客・貨物兼用の中型テンダー蒸気機関車。 3軸の動輪の前後に従輪を配したプレーリー形で、国鉄では初めて密閉式運転台を採用した。 高出力ながら安定した走行性能を示したうえ、軸重が軽いため、都市部の入れ換え用のほか線路規格の低いローカル各線で旅客、貨物双方の列車に使用された。 四国では、SL最盛期(1965年ころ)に全機関車の半数近い42両が配置されるなど「C58の天下」といわれるほどで、準急行をけん引するなど、主力として活躍したが、DF50形ディーゼル機関車やキハ58系の気動車などと置き換えられた。 展示しているのは、汽車製造が1942年に製造し、多度津機関区(香川)や津山機関区(岡山)に所属したあと1971年に廃車になった321号機の中央の動輪。 寄贈 : 白石 巧 (高松市) と説明されています。 |