■ C57形蒸気機関車44号機 四国鉄道文化村 C57形蒸気機関車は昭和12年(1937)から同22年(1947年)までの間に201両量産された旅客用蒸気機関車です。昭和50年(1975年)12月14日に国鉄最後の旅客列車をけん引した蒸気機関車(C57−135号機)として知られています。 展示車両は昭和13年(1938年)3月30日に三菱重工神戸造船所で製造された1次型で、北海道の岩見沢第一機関区において、38・57・135・144機と共に国鉄最後まで活躍しました。 これら5両のうち38号機以外は今も全国各地で保存されており、C57形蒸気機関車は美しいスマートなたたずまいで、ファンからは「貴婦人」の愛称で呼ばれています。 44号機の走行距離は高崎機関区に配属以来、東京、仙台、札幌、室蘭で急行をけん引機として通算336万8561.1キロに及び、地球を約84週したことになります この44号機は西条市長や国鉄総裁を歴任された十河信二氏の雅号にちなみ「春雷号」と呼ばれ、長く西条市市民公園で親しまれ保存されていましたが、四国鉄道文化館建設の機に移設し、末永く保存されることになりました。 原典 : 四国鉄道文化館 パンフレット・展示パネル説明文
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