■ 日本国有鉄道C9600形蒸気機関車29612号機 説明板の記載 展示しています蒸気機関車は、「キューロク」とう愛称で親しまれ、大正8年(1919)に製造された蒸気機関車です。 この蒸気機関車は、大正8年(1919)1月から昭和49年(1974)12月までの55年間、長崎本線や唐津線で旅客、貨物の輸送に日夜活躍し、なかでも昭和20年(1945)8月9日、長崎に原子爆弾が投下された時期には、多くの人、被災しれた方々を乗せて走り、人命救助や日本の文化の交流、経済の発展に多大な貢献をしてまいりました。 そして、列車の動力近代化に従って、昭和49年(1974年)に廃車となり、福岡県志免町の公園にて静態保存されていましたが、製造されてから94年目となつた平成25年(2013年)12月、老朽化による解体処分が発表されたことから、「もうすぐ製造から100年となる蒸気機関車を救ってほしい」との多くの方々からの救済の声が玖珠町に届き始め、志免町様との協議の結果、玖珠町が譲渡を受け、福岡県直方市の機関車倶楽部(代表江口一紀氏)の方々に補修をお願いして、この豊後森機関車公園に平成27年(2015年)6月に静態保存することになりました。 私たちは、この旧豊後森機関庫と転車台とともに、蒸気機関車9600型29612号の勇姿と功績を後世に伝えたいと考えています。平成27年9月 玖珠町 玖珠町観光協会と 書かれています。
C58形蒸気機関車36号機の概要
製造年月日 大正8年1月27日
全長 16.563m
全幅 2.616m
高さ 3.816m
重量 60.35t(空車時)81.85t(運転時)
燃料 石炭6.0t 水15.5t(最大積載量)
出力 870馬力
総走行距離 2,667.675.5Km
最高時速 65Km
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