遥か彼方の延岡を目指した肥後の山岳鉄道 熊延鉄道 南熊本−砥用
熊延鉄道は大正4年の部分開通の後、昭和39年に全線廃止された山岳鉄道
■熊延鉄道 南熊本−砥用間
熊延鉄道 (ゆうえんてつどう)は、大正4年 (1915) に春竹駅 (現在の南熊本駅)から鯰沢駅間の御船鉄道の開業が南熊本地域の鉄道建設の始まりです。翌年には路線を御船まで延長、大正12年 (1923) に甲佐まで延長されました。 昭和2年 (1927) 、社名を熊延鉄道に改め、宮崎県延岡市までの延長を目指して建設を始め、砥用駅まで建設したものの建設を中止し、昭和39年 (1964) 3月1日の廃止まで砥用駅が終着駅であった山岳鉄道です。
熊延鉄道の遺構は、橋脚や隧道跡として部分的に残されており、写真の隧道跡は、甲佐駅までの平坦な路盤から山岳地帯にとなる佐俣駅間の津留川の右岸にある部になります。隧道跡は林道の状態で車の走行も可能で、隧道の先には、佐俣駅の手前で津留川に架かっていた第1津留川橋梁の柱と台座となるコンクリート製の橋台が竹の林の中に残っています。
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