国鉄「山野線」は、沿線にある鉱山の開発のため敷設された路線で、昭和12年に水俣駅と栗野駅間が全線開通した路線です。


栗野駅手前の廃線跡 田園地帯に一本の道筋 レールで作られた山野線跡のプレート


■栗野駅手前の廃線跡 田園地帯に一本の道筋 レールで作られた山野線跡のプレート
湯の尾駅から川内川の左岸を並走するように田園地帯に敷設された廃線跡は、肥薩線に合流する手前で左に向きを変え、栗野駅に向かっていました。訪ねたのは稲刈りの終わった晩秋。鉄路の面影はわびしいものです。
旧山野線の線路跡は、県道55号線から九州自動車道栗野ICに接続する坂道の道路の下の部分になります。この道路のやや栗野駅寄りの旧線路跡には、レールを利用した山野線線路跡のオブジェがあります。ここにかつて、山野線という鉄道の線路があった、それを後世に伝えたい、そんな思いがあるのかもしれません。事前の知識もなくただ車を駐車した場所で見つけました。標識もなく、訪ねた日は除草されていましたが、夏は草の下で見えないのかもしれません。除草や管理されている皆様、ありがとうございます。文字は右のバーに分割して掲示しています。


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